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ミラノに販売子会社 津田駒工業、5月設立

3/24(火) 1:40配信

北國新聞社

 繊維機械メーカーの津田駒工業(金沢市)は5月、イタリア・ミラノ市に販売サービスの子会社を設立する。欧州での拠点設置は2000年にフランスの販売拠点を閉鎖して以降、初めてとなる。イタリアでは新型コロナウイルスが猛威を振るっており、子会社の設立時期も延期される可能性はあるが「終息したとき、しっかり営業できる足場が必要になる」(総務部)として、着実に準備を進める構えだ。

 津田駒工業によると、世界的なアパレルブランドが集積しているイタリアでは、ブランド各社に高品質な生地を供給する織物メーカーが多くあり、同社の繊維機械の需要は高い。近隣のドイツなどでは工作機械関係の取引もあり、欧州を重要な市場と位置付けている。ロシアやトルコ、東欧にも販売地域を拡大するため、自社拠点の設置を決めた。

 子会社は現地の代理店スタッフが管理業務を担い、営業・エンジニア要員と合わせて3、4人の体制となる。全て現地の人員で、5月に設立、6月から本格的に業務をスタートする。資本金は約3600万円で、津田駒工業の高納伸宏社長が代表取締役を兼ねる。

 イタリア国内は現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って外出制限されている。このため、現地法人設立に向けた手続きが滞れば、稼働が先延ばしになる可能性がある。

 実際、最近は欧州での商談業務は停滞している。消費の冷え込みや工場の稼働低下などから設備投資が先送りされる懸念も出ているという。同社の担当者は「欧州も、ずっと鎖国みたいなことにはならない。回復の兆しが見えたとき、先んじて手を打てる体制が必要だ」と強調した。

 同社の販売拠点は中国、インドに続き3カ所目となる。中国では客先から新規の商談を求める声が寄せられたり、自動車関連業界などで設備投資の動きが出たりするなど、持ち直しの傾向がみられるという。

北國新聞社

最終更新:3/24(火) 1:40
北國新聞社

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