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トップリーグ、残り全試合中止 順位確定せず個人記録のみ認定

3/24(火) 8:00配信

スポーツ報知

 ラグビーのトップリーグ(TL)は23日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今季残りの全試合を中止すると発表した。全15節のうち6節まで消化していたリーグは不成立となり、順位は確定せず、個人記録のみが残る。昨秋のW杯での盛り上がりを受け、今季は1月12日に開幕したが、コロナ禍でニュージーランドなどが自国民に帰国を呼びかけており、多数の外国人選手が帰国することなど、リーグ再開の見通しが立たない状況で苦渋の決断をした。

 W杯の熱狂から約半年。第6節までに約42万人を動員したトップリーグが中止を決めた。再開、無観客も選択肢にチーム側と協議を重ねてきたが、コロナ禍が深刻さを増したことで、最終的に観客、選手の安全確保の観点から判断。都内で会見した太田治チェアマン(55)は「誰も想像できなかったが、残念というか…。簡単な言葉では言い表せない」と無念さをにじませた。チケットは全て払い戻される。

 2月末に2節分を延期。違法薬物(コカイン)使用容疑での選手逮捕を受け、9日にコンプライアンス教育徹底を理由に3月中の3節分中止を発表していた。代表戦シーズンなどを考えると最終節(5月9日)の後ろ倒しはできない。通常開催の再開は早くても4月下旬。様々な可能性を模索する中で、1度再開したBリーグが2日で再び中断した。「様々な準備をしても発熱など想定外のことが起きる」実例が、無観客でも開催が難しいという参考になった。

 世界的な動きも影響した。ニュージーランド(NZ)やオーストラリアが自国民への即時帰国を要請。不安感が広がり、戦力が整わないチームも出ていた。昨季優勝の神戸製鋼は元NZ代表SOダン・カーターらが帰国済み。神戸製鋼の福本正幸チームディレクターは「再合流できない可能性も想定されるが、置かれた状況で持てる力を最大限に発揮する」とコメントを出した。

 今後は新たな大会形式も模索しながら5月初旬にチームの活動再開を目指す。上位4チームが出場予定だった日本選手権(5月23日開幕)は参加チーム数を増やすことなどを今後検討する。

 6月末からは国内で日本代表3連戦が組まれている。W杯で火がついたラグビー人気を苦しい事態で継続させられるかも問われてくる。

報知新聞社

最終更新:3/24(火) 8:00
スポーツ報知

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