ここから本文です

コロナ危機に大学生からは「飽きた」。“自粛疲れ”若者との意識格差どう埋める?

3/25(水) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

世界で拡散が続く新型コロナウイルスについて、東京都は「この3週間がオーバーシュート(爆発的患者急増)への分かれ道だ」との見方を示し、引き続き大規模のイベントなどを自粛するよう求めている。

【全画像をみる】コロナ危機に大学生からは「飽きた」。“自粛疲れ”若者との意識格差どう埋める?

その一方で、新型コロナに対する危機感に「温度差」が広がりつつある。

「モロ濃厚接触」も気にしない

「(新型コロナには)飽きた、の一言。周りを見ても、自粛してる人は誰もいないですね」

都内の大学に通うハルカさん(20、仮名)はそう言って、「結局死なないし」と笑う。3月中、大学は春休みシーズンだ。友人同士でオールでカラオケをしたり、シーシャ(水タバコ)バーに集まることもよくあるという。「シーシャって一台を数人で共有しますし、モロ濃厚接触」だが、気にする人はいないそうだ。

「正直、周りに感染者がいないので他人ごとにはなりますよね……」

同じく都内の大学に通うユキさん(23、仮名)もホンネを打ち明ける。ユキさんは手をこまめに洗うことと、電車に乗るときはマスクをすることで対策はしているが、「どこまで活動してよくて、何をしてダメなのかわからない」。

「いろいろな話がありすぎて混乱します。自粛が必要なのはわかりますが、 知り合いのホテルや飲食店の売り上げが激減しているって話もよく聞きますし。 それで店や会社が潰れることへの補償もないから、できるだけ応援したい」

「自治体から直接自粛要請は来ていない」

政府は大規模イベント等の自粛を呼びかけているが、開催の可否の目安となるのは、専門家会議があげる「3つの条件が同時に重なる場」、つまり換気の悪い密閉空間、多くの人が密集する、近距離での会話や発声が重なる場所、ということだ。

こうした条件が重なる場でのイベントは自粛して欲しいとは言うものの、最終的な判断はイベント主催側に委ねられている。結果、イベント決行を決める団体もある。

3月24日には、女子プロレスイベント「シンデレラ・トーナメント2020」が、後楽園ホールで予定通り開催された。3月22日には、格闘技イベント「K-1」がさいたまスーパーアリーナで6500人の来場者(主催者発表)を集めたばかりだ。同イベントは埼玉県が自粛を求めていたにも関わらず、開催を決行したことで物議を醸した。

「シンデレラ・トーナメント2020」の開催を決めた理由について、主催者側の担当者は、「自治体から直接自粛要請が来ているわけではない。万全を期して開催することで、今回のイベントのモデルケースにしたい」と話す。

1/3ページ

最終更新:3/26(木) 8:33
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ