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学校再開の指針に西田亮介氏「具体的な基準といえない」 新型コロナ対策“3つの懸念”

3/25(水) 7:08配信

AbemaTIMES

 「一斉臨時休業を始めた時よりも状況が改善しているわけではなく、むしろ感染者が増えている地域もある中でなぜ学校再開するのかというと、国民の皆さまの感染拡大防止に関する意識が高まっているという認識があるからです」

【映像】学校再開のチェックリスト

 4月からの学校再開について、こう説明した萩生田文部科学大臣。学校の再開に向け、教室の換気を徹底し、近距離での会話をする時はマスクを使用するなど、感染拡大防止のための指針を発表した。

 また、児童生徒や教職員の毎朝の検温、学校給食の実施に向けた工夫など、具体的な10項目のチェックリストが示された。一方で、「オーバーシュート」(爆発的な患者急増)が発生した場合など、感染拡大の状況によっては再び休校を要請する可能性もあるとしている。

 このチェックリストについて、東京工業大学准教授の西田亮介氏は「初等教育で日常的に行われている指導などあまりに汎用的で判断に困る項目が多い」として次にように指摘する。

 「何より気になるのは、“3つの条件(換気の悪い密閉空間、人の密集、近距離での会話や発声)が同時に重なる場を避ける”という部分。いま初等・中等教育では、『アクティブラーニング』という議論やグループワークをするような授業形式が全教科的に導入されている。この形式ではまさに近距離での会話・発声が多くの科目で発生しうることになるが、もしこれを行わないのであればどのような教育をするのか。小学校の場合は『ルーブリック評価』といって、どういう内容でどう評価するか基準を含め事前に定めて、ある種の授業計画のもとかなり厳密に進める。このルーブリックは指導要領などを踏まえて作られるが、今の小学校・中学校の教育内容でこれら3つの条件を満たさない教育とはどのようなものなのか。それを示さなければならないはずだが、それがこの基準だけではよくわからないことも問題だ」

 さらに、西田氏は新型コロナウイルスへの対策全般について3つの懸念があるという。

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最終更新:3/25(水) 7:08
AbemaTIMES

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