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必要なのは、女性たちの努力ではない。「リーン・イン」を求めることである【国際女性デー・アメリカ編】

3/25(水) 10:20配信

ハフポスト日本版

2020年、アメリカの国際女性デーではSNSのポストに注目が集まっていた。世界を代表するパワフルな女性や様々な企業、ブランドがこの日を通して伝えたかったこととは。これから必要なってくるのは、女性たちが努力することではない、「リーン・イン」を求めることだと指摘するライターの佐久間裕美子さんがハフポスト日本版に寄稿しました。
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【Twitter/Instagram】実際のポストはこちらから

2020年の国際女性デー、#internationalwomensday2020 #IWD2020 北米も、コロナウィルスやそれにまつわる社会不安についての記事や関心が支配的な中、注目していたのは、ソーシャルのポストだった。


国際女性デーのソーシャル・メディアには、いつもちょっとした祝福ムードが漂う。母親、姉妹、娘といった女性の家族の写真をポストした(ニコール・キッドマン、ジェニファー・ロペス)、女性のアーティストたちをプロモーションしたり(女性アーティストだけのプレイリストを公開したレディ・ガガ、テイラー・スウィフト)、「女性」という存在の素晴らしさにスポットライトを当てたり(リアーナ)といった、世界を代表するパワフルな女性たちのポストは、ポジティビティ満載だ。

けれど、今年は、なかなか埋まらない賃金格差や、女性に対する暴力など、いまだに解決されないたくさんの問題を、現実的に指摘するポストも目についた。リアルな問題を指摘するポスト。ヒラリー・クリントンは、「もう一度、ここで声高く、女性の権利は人権だと言おう」とポストした。

モデルのカーラ・デルヴィーニュは、「暴力に遭う」「貧困状態で暮らす」など、統計的に女性のほうが遭う確率の高い事象をリストした。

スポーツの世界におけるジェンダーギャップ

国際女性デーは、ブランドや企業が女性問題への取り組みを発表したり、売上の一部を様々な女性が直面するイシューに取り組む団体に寄付するためのキャンペーンを打ったりする日でもある。グーグルは、女性の偉人たちのイラストを立体のインスタレーションにしたビデオを発表し、ネットフリックスは、「Because she watched.」と題した、エンターテイメント界の女性たちの功績を称える短編映像を発表した。こうした動きには、「国際女性デーをブランドが利用している」などという批判もある一方で、現実的に存在する不平等に注目を集める効果は否定できない。たとえば、ナイキが発表したビデオは秀逸だった。

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最終更新:3/25(水) 10:34
ハフポスト日本版

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