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「テセウスの船」で評価二分 ハライチ澤部佑にあって霜降り明星せいやに足りないもの

3/26(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

〈意外〉〈よく頑張ったと思う〉なんて評価もある一方で、〈真犯人はもっと自然に迫真の演技ができる俳優さんにしてほしかった〉なんて残念がる声も。

 右肩上がりの高視聴率で終えたTBS系日曜劇場「テセウスの船」。ネタバレになるが、最後の最後に、事件の“黒幕”がお笑いコンビ「霜降り明星」のせいや(27)演じる田中正志だったことが分かり、視聴者は騒然となった。

「お笑い芸人がドラマに出演すること自体は、今どき珍しくもありませんが、犯人役は“準主役”みたいなもの。ドラマ初出演のせいやを抜擢するとは、なかなか思い切った配役ですよね」(テレビ誌編集者)

 さらに最後の最後の最後に、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑(33)が、竹内涼真(26)演じる主人公の田村心の兄・慎吾役で登場。

〈最後に(澤部に)全部持っていかれた感も〉などと盛り上がっていた。

「確かに画面のインパクトは、せいやさんより、“まさか”の澤部さんのほうが強かったですね」と、芸能ライターのエリザベス松本氏は苦笑いしながらこう続ける。

「最終回にチラッと登場するだけで〈だから坊主頭か〉などと話題になる澤部さんは“棚ぼた感”もありますが、そもそも彼には、画面に出てきた瞬間に視聴者を引きつける力がある。『テセウスの船』では、芸人の澤部さんそのままのキャラといった役柄でしたが、昨年放送されたNHKの連ドラ『だから私は推しました』で刑事を演じた時には、対照的に出しゃばりすぎず、抑制の利いた演技を見せていた。澤部さんのほうが役者としての“地力”で勝っているように思います」

 抑制の利いた演技といえば、同じく高視聴率でフィニッシュしたTBS系の「恋はつづくよどこまでも」で、ヒロイン・佐倉七瀬(上白石萌音)の先輩看護師・沼津幸人を演じたお笑いコンビ「ミキ」の昴生(33)もそうだった。

「昴生さんも連ドラ初出演でしたが、悪目立ちすることもなく、ドラマの世界に馴染んでいたところに、役者としての才能を感じました。昨年公開のディズニー映画『ライオン・キング』で、日本語版の吹き替えに挑戦した弟・亜生さんも、そうです。芸人にとって感情を張る演技はお手のものでしょうが、そうした“芸人色”をどこまで薄められるか。せいやさんも怪演だったと思いますが、まだ力みを感じたし、一度は抑えた演技も見てみたい。評価するのはそれからですね」(エリザベス松本氏)

 芸人で役者といえば、宮迫博之(49=雨上がり決死隊)や木下隆行(48=TKO)も活躍していたが、いずれも不祥事で“休業”状態に。取って代わるのは……。

最終更新:3/26(木) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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