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母乳育児ママ支えたい 助産師3人連携、富士に専門助産院新設

3/26(木) 11:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 出産後の母親の悩みになる母乳ケアに専門的に取り組む静岡県内の助産師3人が、富士市瓜島町に助産院「富士母乳育児相談室」を開設した。出生数に比べて助産院が少ない同市で、助産院が新設されるのは約17年ぶり。施設長となる山田敬子さん(67)=伊豆の国市=は「おっぱいに悩む母親のよりどころになりたい」と話す。

 富士相談室は、山田さんと篠田一世さん(52)=静岡市清水区=、訪問方式で活動する宮田涼子さん(42)=同=の3人がそれぞれの拠点を続けながら富士に交代で勤務。母親の乳房マッサージや育児相談に応じる。3人の連携で、富士での拠点運営を可能にした。

 県内では浜松や静岡に5人しかいない桶谷式乳房管理法という母乳ケアに取り組む3人は、以前から母乳育児に悩んで富士、富士宮市から通う母親の多さを実感していた。出生数が多い岳南地域でも母乳ケアの拠点が必要と考え昨年秋から検討を重ねてきた。

 「赤ちゃんが母乳を飲んでくれないとママは拒絶された気持ちになる。育児全体が困難になることもある」と篠田さん。「乳飲み子を抱えて泣きながら来てくれたママの所に今度は出掛ける番」と意気込む。引退もよぎる山田さんにとっては若い2人の助産師がいる富士相談室は「患者さんを安心して引き継げる場所」にもなる。娘2人を育児中の宮田さんも「同じママの立場で支援できれば」と話し、三者三様の持ち味を発揮する考えだ。

 開院を知った先輩ママからは絵本や布団が寄付されるなど、期待は高い。車で約1時間かけて山田さんの助産院に通っていた富士市の母親(36)は開院後さっそく同相談室を訪れ、「上手に母乳をあげられるだけで育児の自信になった。近くになってうれしい。助かるママは多いはず」と笑顔を見せた。

 開院時間は午前9時~午後4時。水曜、土曜、祝日は休み。問い合わせは<電0545(67)5854>へ。

静岡新聞社

最終更新:3/26(木) 11:00
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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