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会社が、「手放したくない」と思う人が、持つフォロワーシップとは

3/26(木) 9:40配信

ITmedia ビジネスオンライン

※この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。

 今、私は、年間200回程度の企業研修に登壇しています。すると、受講者から、こんな声を聞きます。自分は、一緒懸命に頑張っているほうだ。指示にも従い、人事考課もよい。でも、あまり報われていない気がする。出世も早くないし、何が足りないのでしょうか……。

 先に答えを言いましょう。答えは「フォロワーシップ」にあります。

 フォロワーシップとは、上司自身にスキルの不足や見えていない盲点があるなら、参謀のようにサポートする姿勢のこと。中堅が、上司の言うことを聞き、マジメに頑張ればいいといったマインドでは物足りない、というわけです。上司が中堅以上の部下に求めるのは、従順さではなく、組織や周囲への影響力なのです。

 でも、ここに気付いていない人が多いのが現実で、そんな背景もあり、このフォロワーシップをトレーニングする研修に企業が注目しているのです。私の研修会社にも、多くの相談が寄せられます。

 今回は、拙著『トップ3%の人は、「これ」を必ずやっている』で紹介しているフォロワーシップのポイントを整理しました。スマートに自分らしさを貫き、それでいて会社にとってなくてはならない存在になる、そんな人材になるための一助になればうれしいです。

今、フォオロワーシップの高い人材にチャンスは集っている

 フォロワーシップとは、メンバーが、上司をサポートする姿勢を言います。

 フォロワーシップの重要性に注目が集まったのは、カーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授が、著書『The Power of Followership(1992年)』で初めてこの概念を「フォロワーシップ」という言葉で表現したのが始まりです。組織の成功の8割は部下のフォロワーシップによって決まる、とまでロバート・ケリー教授は言います。

 私の本でも紹介したのですが、最近では、こんな事例があります。みずほ銀行で、34歳(9年目)の支店長が誕生したことがニュースになりました。背景には、ゼロ金利、フィンテック、もはや既存のルールが崩壊する中、新たな勝ち筋を見いださないと生き残れない。年齢や社歴なんて言っている場合ではないのです。実際、みずほFG社長・グループCEO(最高経営責任者)の佐藤康博氏も、中期経営計画の発表の場で「年功序列を崩す」といった旨の発言をしています。

 もちろん、抜てき人事は、みずほ銀行だけではありません。部長職は40代が当たり前の日本マクドナルドでも、28歳の執行役員が誕生しています。抜てきされた人は、インタビューでも、このように答えています。「(新卒で入社し、その頃より)毎日、毎日、呪文のように、“会社を変えたい”“会社を変えたい”って唱えながら仕事をしていた記憶がある」

 さて、いかがでしょう。抜てきされた人材の共通点は、既存のルールを変える、そんなエネルギーを持つ人材なのです。

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最終更新:3/26(木) 9:41
ITmedia ビジネスオンライン

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