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早大の修了式中止で修了生有志が「オンライン卒業イベント」 「仲間と共に前へ」

3/26(木) 17:10配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール、以下WBS)の修了生有志が3月25日、ウェブ会議サービス「ズーム」を活用した「WBSオンライン卒業イベント ~Ceremony of the students , by the students, for the students~」を行い、教員10人と修了生150人が参加した。(高田馬場経済新聞)

【写真】早稲田大学の早稲田アリーナで行われた卒業式(昨年の様子)

 新型コロナウイルスの影響で、早稲田大学は3月25日、26日に開催予定だった「2019年度修了式」の中止を2月27日に発表。リーガロイヤルホテル東京で開催予定だったパーティーも延期になった。

 「2年間学び会った仲間と学位授与式で角帽をみんなで投げ、修了式後のパーティーで語り合うことを楽しみにしていた修了生から悲しみの声を多く聞くことになった」と修了生の大角知也さんは話す。修了生有志がフェイスブックで連絡を取り合い、フェイスブックグループを作り、修了式に変わる企画を準備し始めた。

 WBSの学生は社会人が多い。新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になったり、外出が難しかったりする人が多いことから、オンラインツールを活用。「スラック」で資料を共有したり、「ズーム」でオンライン会議をしたり、「グーグルフォーム」で修了生にリサーチしたり、準備を進めた。仕事でイベント運営や映像配信をしている有志がいたこともあり、「それぞれの専門性を生かした」(大角さん)という。

 「卒業イベント」は19時に始まった。オープニングまでは校歌「都の西北」が流れ、淺羽茂研究科長から修了生にお祝いのメッセージが送られ、イベントがスタート。総代のスピーチ、参加した5人の教員のメッセージと参加できなかった教員のビデオメッセージの後、事前撮影した20人の教員のお祝いムービーが上映された。

 修了生を対象にしたアンケートでは、修了生のMVPや「能ある鷹さん(飲んでみたら面白かった人)」「Teacher Killer(教授と戦いだしたら止まらない人)」などを公開。参加者から笑いが起こった。2年間の思い出の写真で構成したスライドショーを流し、約1時間の「卒業イベント」は終了した。

 修了生の岡田泰範さんは「直接顔を合わせての意思疎通が困難な中で、最後まで有志メンバーの独りよがりではないかと不安があった。イベント当日、画面の向こうで泣いたり笑ったりする仲間たちを見て、労が報われた」と話す。

 同じく修了生の和田史子さんは「修了式は中止になったが、オンラインイベントという形で実行でき、本当にうれしく思う。100人以上のオンラインの司会進行は初めての試みで、相方とは何度もリハーサルをして本番を迎えた。実際にやってみると、対面に比べて相手の表情や発言の温度感をつかむことが難しく、いつも以上に集中して聞く必要があったが、事前に練習をしていたかいもありうまく進行できたと思う」と胸をなで下ろす。

 大角さんは「参加いただいた先生と修了生の仲間たち、一緒にイベントを作り上げた有志メンバーに感謝したい。これから予測不可能なことが起きる世の中において、プランではなく実行から始めて試行錯誤しながらやり切ること、仲間と共に前へ進んでいくことの大切さをWBSライフとこのイベントで体感できた。これからも学んだことをWBSの仲間と共に実践していきたい」と意気込んだ。

 WBSの修了生は206人だった。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:3/27(金) 11:57
みんなの経済新聞ネットワーク

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