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かんぽ生命の不正販売、郵便局員百数十人を保険営業の資格剝奪へ

3/26(木) 22:46配信

毎日新聞

 かんぽ生命保険の不正販売問題で、同社は26日、保険業法に反して顧客に虚偽の説明をするなどした営業担当の郵便局員百数十人について、保険の募集人資格を取り消す「廃業」処分にする方針を固めた。近く発表する。

【かんぽ生命の不適切契約のイメージ】

 かんぽ生命は、契約乗り換えの際に顧客に不利益を与えた疑いのある18・3万件の「特定事案」と、過去5年間で15回以上保険の新規契約と消滅を繰り返した「多数契約」などの調査を進めており、大半は今月末までに終える見込み。並行して、不正に関与した営業担当者らに聞き取り調査を行ってきた。

 その結果、虚偽説明など保険業法に違反した郵便局員が約200人おり、このうち違反行為を自ら申告しなかったり調査に非協力的だったりした百数十人に対し、処分のうち最も重い資格取り消しとする方針を固めた。同社はこれまで、不正を認めた郵便局員のみ処分を行ってきたが、「対応が甘すぎる」との批判を受け、本人が認めなくても顧客の訴えや状況証拠をもとに処分できるよう方針を見直した。

 違反行為を自ら申告するなどした郵便局員は、処分を軽減して資格の一時停止などとする方向だ。このほか、社内ルールに違反した約1500人の職員に対しても処分を行う。

 募集人資格は保険業法に定められ、生命保険協会が付与する。かんぽ生命が廃業を生命保険協会に届け出ると、他社でも一定期間、保険の営業ができなくなる。【加藤明子、高橋祐貴】

最終更新:3/27(金) 0:21
毎日新聞

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