日本ハムの清宮幸太郎内野手(20)が25日、千葉・鎌ケ谷で行われた西武との2軍の練習試合に「4番・一塁」で先発出場。栗山英樹監督(58)が見守る中、一回に先制の右前適時打を放った。試合後には、開催の延期が決まった東京五輪について言及。「可能性に挑戦したい」と改めて出場への強い思いを語った。
【写真】矢野コーチのキヨダンスに爆笑する清宮
複雑な心境の中、清宮が胸中を明かした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今夏に予定されていた東京五輪は延期が決定。出場を熱望してきた若きスラッガーは、史上初となった延期という事態を、前向きに捉えようとしている。
「こうして遅れてしまったことで期間も延びましたし、その分、可能性も広がると思う。その可能性にしっかり挑戦したいです」
昨年3月に行われたメキシコとの強化試合で、野球日本代表「侍ジャパン」に初選出(骨折で出場は辞退)された。しかしシーズンでは打率・204、7本塁打とインパクトのある成績を残せず、昨秋の「プレミア12」では選出されなかった。さらに昨年10月に右肘を手術し、今春のキャンプは2軍スタート。既に実戦には復帰しているとはいえ、万全とは言い難い。今季開幕へ100%の状態まで戻す猶予期間ができたこと。加えて、代表入りへアピールする時間が増えたこともプラス要素と言える。
公式戦開幕まで実戦機会を多く積むため、この日も2軍の練習試合に先発出場した。一回1死一、二塁の好機で打席に向かうと、西武・今井が投じた初球のチェンジアップに体が自然と反応した。「初回、チャンスで回してくれたので、積極的に受けずに打ちに行こうと思った」と右前へ運ぶ、先制の適時打。栗山監督が見守る前での一打に「どんな試合でも、どこで誰が見ているか分からないですし、少しでもいいプレーができればと思います」と胸を張った。
前日24日の西武との練習試合では、今季実戦1号となる豪快な本塁打を放ち、初の開幕1軍に向けて状態を上げている。「自分の中では、感覚は悪くない。失わないように、いい形の打席がたくさん増やせればと思います」。覚醒を期す3年目。狭き門である24人の五輪代表メンバーに入るためにも、好成績は必須。今季の躍動が、夢舞台へとつながる。 (中田和樹)
最終更新:3/26(木) 7:12
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