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「STEAM教育」の旗振り役を狙う深セン発のベンチャー。Makeblockが日本で夢見る「なんでも実現できる世界」

3/26(木) 8:06配信

ハフポスト日本版

STEAM(スティーム)教育が、日本の教育現場で徐々に注目され始めている。

きっかけは小学校では2020年度から始まる新しい学習指導要領だ。「プログラミング」が必修化され、子どもたちはIT機器への習熟と論理的な思考力が求められることになる。

STEAM教育は、そのプログラミングに親しみながら、さらに数学や芸術など広い範囲への感性を養えるとして期待されている。欧米では定着しているところもあるが、日本ではまだこれからだ。

中国・深センのベンチャー企業・Makeblockは、このSTEAM教育用のロボットなどを開発・販売し世界140以上の国や地域に販路を広げる成長ぶりを見せている。

この企業は今、日本を重要なターゲットとして見ている。STEAMとはそもそも何なのか?日本での実態と戦略はどのようなものか?日本法人のトップ・菊池裕史カントリーマネージャーを訪ねた。

STEAM教育とは?

そもそもSTEAM教育とは、5つの要素を横断的に取り入れ、課題を解決する方法を養うことだ。その要素は次の通り。

S・・・Science(科学)

T・・・Technology(技術)

E・・・Engineering(工学)

A・・・Art(芸術)

M・・・Mathematics(数学)

「これらの要素を分割しないで、包括的に扱うのがSTEAMの特徴です」と菊池さん。

例えば、小学生が身近な地球温暖化について調べ、クラスで発表するのも立派なSTEAM教育だという。

「毎日、校庭の温度を測るときに、温度を測ってくれるようなプログラムを書いて、データを解析するときに数学が入ってくる。みんなに発表するときに、データを可視化するための模造紙のデザインをどうしよう、というときにはアートの感覚が重要になってきますよね」(菊池さん)

大切なことは、目標(ゴール)を設定して、それをクリアするための過程(プロセス)を組み立てること。プログラミングの技術自体は、それを達成するための一つの手段という位置付けだ。

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最終更新:3/26(木) 8:06
ハフポスト日本版

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