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三菱マテが新中期経営戦略、22年度経常益750億円目指す。3カ年の設備投資3600億円

3/26(木) 6:03配信

鉄鋼新聞

 三菱マテリアルは25日、2020年度から3カ年の中期経営戦略を公表した。中長期的な収益性と成長性を重視した事業ポートフォリオの最適化、ものづくり強化やデジタル化推進などによる事業競争力の徹底追求、新製品・新事業の創出を推進し、22年度に経常利益750億円(19年度見込400億円)、ROIC(投下資本利益率)6%、ROA(総資産経常利益率)4%、ROE7%を目指す。中経期間の設備投資は成長戦略投資に1900億円、維持更新投資に1700億円の計3600億円を投じる計画。

 新中経では、社会的価値と経済的価値の両立をテーマとし、2030~50年にかけての中長期的な目標として(1)豊かな社会の構築に貢献(2)循環型社会の構築に貢献(3)脱炭素社会の構築に貢献―の3点を会社の目指す姿に設定した。全社方針に掲げる事業ポートフォリオの最適化では、自社がオーナーシップを取るべき事業として、ビジョン・会社の目指す姿と整合性のある事業、自社としてガバナンスできる事業、世界または特定地域でリーダーの地位を得られる事業、中長期的に資本コストを上回るリターンを継続できる事業への集中を図る。
 事業戦略では、持続可能な社会への貢献目標を新たに設定し、22年度末の新規HV・EV向け銅部材販売量1千トン(19年度見込396トン)、22年度末の次世代自動車・環境対応製品の売上高203億円(同34億円)、30年度末のEスクラップ処理能力20万トン(19年度16万トン)などを掲げた。
 高機能製品事業は集中事業(銅加工)への大型投資、海外拠点の活用を重点施策とする。金属事業は安定的な原料確保と環境親和型製錬プロセスの実現を重点施策とし、新規鉱山投資によるクリーンな銅精鉱の確保、リサイクルのマテリアルフローの最適化により、安定調達原料比率の向上を図る。環境・エネルギー事業はリチウムイオン電池リサイクル技術や太陽光パネルリサイクル技術の実証、家電リサイクル事業の拡大などを具体的施策に掲げた。

最終更新:3/26(木) 6:03
鉄鋼新聞

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