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卒業式の伴奏中止に…「悲しい思い出にしないで」少女に贈り物

3/26(木) 11:38配信

西日本新聞

 新型コロナウイルスの影響で卒業式の合唱伴奏ができなくなった糸島市の小学6年武内望真(のぞみ)さん(12)の思いを紹介した西日本新聞の記事をきっかけに、福岡市早良区の楽器店「日本楽芸社」が武内さんに楽譜集をプレゼントした。「音楽を悲しい思い出にしてほしくない。晴れ舞台はこれからもきっとあるよ」とのメッセージを込めて-。

【動画】家で「さくら(独唱)」のピアノ伴奏する小6

 記事は、卒業式が縮小・中止された小中学生のメッセージを紹介する本紙の「#みんなの卒業式」プロジェクトの一環として本紙WEBや紙面にアップされた。日本楽芸社の渡辺精太郎専務(39)が読み、「力になりたい」と本紙に打診があった。

 コロナ禍の影響で、同社のピアノ教室の多くも休みになり、経営にも影響が出ている。渡辺さんは「音楽を愛する子どもを勇気づけ、自分たちが困難を乗り越えていくパワーにしたい」と力を込める。

 渡辺さんは19日、糸島市を訪ね、卒業ソングの楽譜26曲を集めた「卒業・旅立ち歌曲集」を武内さんに手渡した。

 「中学生レベルの曲ばかり。次のチャンスまで練習を続けてほしい」と渡辺さんが話すと、「うれしい!」と声を上げて喜んだ武内さん。「中学校でもピアノや音楽を続けるつもり。卒業式で歌う側で参加予定だった『3月9日』も入っているし、一生懸命練習します」と満開の笑みを浮かべていた。(押川知美)

#みんなの卒業式
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、卒業式を中止・縮小する学校が相次ぎ、「卒業文集を完成させられなかった」「みんなで合唱を練習していたのに…」といった声が上がっています。西日本新聞「あなたの特命取材班」は、地方紙やNHKなどと連携し、10代の皆さんが卒業式で伝えたかった、友達や先生、家族への思い、卒業生へのエールなどを募集して伝える「#みんなの卒業式」プロジェクトを展開しています。晴れの日を心待ちにしていた皆さんのメッセージを、西日本新聞にお寄せください。紙面やウェブで紹介します。メッセージの投稿は「あなたの特命取材班」のLINEで受け付けています。

最終更新:3/26(木) 11:38
西日本新聞

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