ここから本文です

熊本城の宇土櫓、解体復旧へ 熊本市が方針

3/27(金) 8:07配信

熊本日日新聞

 熊本市は、熊本地震で被災した熊本城の国重要文化財・宇土櫓[やぐら]を全て解体した上で復旧する方針を固めた。市役所で26日開いた第2回熊本城文化財修復検討委員会(12人)で報告した。

 宇土櫓(高さ19メートル)は慶長年間(1596~1615年)の創建とされ、3層5階・地下1階。既に解体した続[つづき]櫓が付属している。当時から唯一残る多層櫓で、全て解体されれば1927年の大規模な解体修理以来となる。

 市によると、宇土櫓は地震による倒壊は免れたものの、基礎や柱の破損が地階と1階に集中して42カ所ある。柱の傾斜も各階で見られ、1階は東側に、4・5階は北側に傾き、全体が変形している。

 櫓の石垣は一部が変形しており、復旧方法を検討中。このため櫓の解体着手時期は未定。市は「部分的な修理での復旧は難しい。解体を進めながら調査し最終的に判断するが、全ての解体を見据えて進める方針」と説明した。

 委員からは「激しい破損状況なので、解体による修理はやむを得ない」「石垣の復旧は造形も守る必要があるのではないか」などの意見が出た。

 熊本城には国重文が13棟あり、これまで7棟を解体している。(園田琢磨)

最終更新:3/27(金) 8:07
熊本日日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ