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国立米沢病院で障害者2人を虐待

3/27(金) 8:15配信

山形新聞

 米沢市の国立病院機構米沢病院(飛田宗重院長)で2018年度、男女延べ11人の看護職員が障害のある患者2人に対して介助の際に足をつねったり、心理的に侮辱したりする虐待をしていたことが26日、関係者への取材で分かった。同病院は山形新聞の取材に虐待の事実を認め、「誠に遺憾」としている。

 関係者の話を総合すると、虐待は身体、知的の重複障害がある60代男性と、身体障害者の20代男性に対して行われた。60代男性には職員6人、20代男性には職員5人が関与し、足をつねり、「ばか」「アホ」といった言葉を浴びせたほか、おむつ交換を放置したり、食事を最後まで取らせなかったりしたこともあったとみられる。関与した職員は40~60代だった。

 同病院の小山輝義事務部長は関与した全ての職員が虐待行為を認めているとし、「一部行為については、虐待との認識を持っていなかったと考えられる」と語った。虐待の内容や行われた日時は明らかにしなかった。

 病院の説明では、患者の本籍地の自治体が情報を得て現地調査し、虐待と認定した。病院も調査を進め、事実を把握して関係機関に報告。患者家族に説明し謝罪しており、関係した職員に対して厳重注意などの処分を行った。院内で再発防止策を検討し、職員対象のセルフチェックシートを作成して人権を尊重した適切な介助の徹底を促しているという。

 同病院は1951(昭和26)年4月に国立米沢療養所として創立。重症心身障害者や神経難病などの患者を受け入れている。病院ホームページによると、患者への約束に「権利を尊重した医療」「満足してもらえるような愛情を持った医療」を掲げている。

最終更新:4/1(水) 16:10
山形新聞

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