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きっかけは小4男児の手紙「だいすきな木をきらないで」 神戸で接ぎ木の桜が開花

3/27(金) 8:30配信

神戸新聞NEXT

 神戸市内で桜の開花が発表された26日、阪急六甲駅(同市灘区)の北側にある桜並木でも、小さな桜の木が一輪の花を咲かせた。2017年、一部伐採を知った近くの「小4男子」が「木を切らないで」と訴える手紙を張ったことを機に、植樹された木だ。門出の春を迎えた男子児童(12)は「桜が元気に戻ってきてくれてうれしい」と喜ぶ。

【写真】男児への返事が張られた桜の木

 神戸護国神社(同区篠原北町4)から東に延びる桜並木は、数本に倒木の危険があり、同市東部建設事務所が17年夏に撤去を決定。それを知った男児が手紙を貼り付けた。同事務所が、伐採の理由と気持ちに感謝する返信を張り出したところ、「また新しい木を植えて」と手紙が返ってきた。

 このやりとりを知った東京都立農業高校の教員が、伐採した枝を別の若い桜に接ぎ木する方法を提案。同高が神戸から送られてきた枝を育て、19年2月、元の場所に苗木が植えられた。

 地域の住民も、枝が垂れ下がらないようロープで固定するなど世話を手伝い、成長を見守ってきた。暑い夏の日は毎朝6時半ごろに水やりをしていたという男児は、丹精込めた桜の開花に「無事に咲いて良かった。もっと大きく育ってほしい」と話す。

 当初から男児とやりとりし、再生に尽力してきた同市つなぐ課の志方功一さん(42)は「色んな人のつながりで育った桜。地域で大切にしてほしい」と願った。(谷川直生)

最終更新:3/27(金) 12:14
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