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日本ペイント元役員に有罪判決 情報漏えい事件 名古屋地裁

3/27(金) 16:29配信

毎日新聞

 大手塗料メーカーの日本ペイントホールディングス(HD、大阪市)の営業秘密を転職先の菊水化学工業(名古屋市)に漏らしたとして、不正競争防止法違反の罪に問われた同HD元執行役員、橘佳樹被告(66)に対し、名古屋地裁(吉井隆平裁判長)は27日、懲役2年6月、執行猶予3年、罰金120万円(求刑・懲役4年、罰金200万円)を言い渡した。無罪を主張してきた弁護側は控訴する方針。

 判決によると、橘被告は同HDの子会社に在籍した2013年1月ごろ、塗料製品の原料や配合量の情報をUSBメモリーに複製して持ち出し、転職後の同4~8月ごろ、菊水化学工業の社員に書類やメールで渡した。

 情報が営業秘密に当たるかが争点だった。判決では「特許公報や分析で原料や配合量を特定することは容易ではない」と判断。製造や販売に役立つ情報で、アクセスできる社員が制限されていたとして「営業秘密に該当し、被告も認識していた」と認定した。

 判決を受け、日本ペイントHDは「被害が正当に評価された」、菊水化学工業は「民事裁判で係争中のためコメントは差し控える」とした。【川瀬慎一朗】

最終更新:3/27(金) 16:29
毎日新聞

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