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JRA史上初無観客GI開催 福永「勝った実感がないかも」

3/27(金) 8:42配信

サンケイスポーツ

 JRAは26日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、28、29日も引き続き無観客競馬を実施すると発表した。29日の高松宮記念は、JRAのGIレースとして史上初めての無観客で行われる。関係者からは、苦悩しながらも開催に対して感謝する声が上がった。

 世界的な猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ついに今週の高松宮記念はGI史上初の無観客で開催されることになった。JRAでは2月29日から無観客競馬を実施。売り上げは通常の80%程度にとどまっているが、関係者は開催そのものに感謝する声が大きい。

 「ファンの歓声がないのは残念だけど、最低限の人員でレースを行う中、ジョッキーも厩舎スタッフも、本当は不安がありながらだと思う。今、競馬をやらせてもらえているのは奇跡的」

 高松宮記念にタワーオブロンドンとグランアレグリアの有力馬2頭を出走させる藤沢和調教師は感慨深げに口にした。諸外国の例を出すまでもなく、感染がさらに拡大すればいつ開催中止になってもおかしくない状況。トレセンでも感染者が出ないよう、一丸となって対策に取り組んでいる。現状はその成果があって開催できている形だ。

 とはいえ、注目度の高いGIで大歓声がないのは異様なこと。福永騎手は「勝ったときに感じるんだろうね。ウイニングランは芝コースを戻ってくると思うけど、そこでお客さんがいないとGIを勝った実感がないかもしれない」と、無観客の寂しさを想像していた。

 現在は中止されている表彰式は、GIとあって馬主のみを対象に実施されるが、関係者全員でのフォトセッションも行われない。来週以降もGIが続き、クラシックも間近。一日も早く大歓声に包まれたGIが行われることを、関係者は祈っている。

★80%の売り上げ

 JRAではここまで4週間にわたって無観客での競馬を開催。競馬場やウインズなどの施設は休止され、馬券は電話・インターネット投票のみで発売されている。売り上げはおおむね通常の80%前後で推移。落ち込みがあるのは確かながら、新規のネット投票加入者も増え、何とか“踏みとどまっている”状況だ。

★状況見ながら判断

 あらゆる業界に新型コロナウイルスの影響が出ている中、JRAでは競馬開催の可否について1週間ごと(毎週木曜日)に発表をしている。今年は東京五輪に備えて夏場の日程を変更するなど、予定されていた開催そのものがイレギュラーだった。今後についてJRAでは「(現段階で)お答えできるようなことはありません」としており、状況の推移を見守りながらベストの判断をしていく構えだ。

最終更新:3/27(金) 8:42
サンケイスポーツ

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