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被爆建物の破片などを英ケンブリッジ大に寄贈 広島大

3/27(金) 18:00配信

産経新聞

 広島大学(広島県東広島市)は原爆投下から75年を迎えての平和企画として、被爆した広島刑務所(広島市中区)の外塀の一部などを英ケンブリッジ大学に寄贈した。外塀などは同大プレスミュージアムで常設展示され、平和教育などに活用されるという。

 寄贈された外塀の一部は、平成30年に広島刑務所北西側の外塀解体工事が行われた際に、コンクリート製の壁の内側に埋め込まれているのが発見された。花崗(かこう)岩の石材で重さは約27キロ。一部に加工を施した跡が確認されたことから、もとは別の建物で柱を支える土台になっていたとみられる。

 広島刑務所は明治21(1888)年、舟入村(現・広島市中区)から移設されて使用されるようになり、昭和20年の原爆投下では爆心地から約1・9キロ離れた地点で建築物はほぼ全壊したが、外壁はもちこたえた。広島大国際交流グループの嘉陽礼文(かようれぶん)研究員は「被爆の実態を知るうえで極めて重要な史料。広島にはさまざまな場所に被爆を語る場所があり、平和発信の拠点として役割を果たしたい」と話していた。

 同大では、平成22年に被爆瓦などをケンブリッジ大に寄贈したのをはじめ、30年には産業奨励館の壁、31年には旧中国電力本社の鉄骨などをそれぞれ贈っている。

最終更新:3/27(金) 18:00
産経新聞

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