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『転スラ』の「スライムに転生」「人に擬態」を英語で言えますか?

3/27(金) 17:16配信

リクナビNEXTジャーナル

主人公が異世界にスライムとして転生するというファンタジー『転生したらスライムだった件』、略して『転スラ』。そのマンガに登場する様々なセリフを題材に、英語をちょっと学んでみませんか?
『頑張らない英語』シリーズ(あさ出版)や『TOEIC最強の根本対策』シリーズ(実務教育出版)など数々の英語学習に関する著書を出されている英語学習の“お医者さん”西澤ロイさん。英語学習の改善指導なども行っている西澤さんが、『転スラ』を題材に、英語表現のスキルアップのヒントをお伝えします。
▲(C)伏瀬・川上泰樹/講談社

「どうやら俺はスライムに転生してしまったようである」

英語でのフレーズや英文をただ暗記してしまうと、応用が利きづらくなってしまいます。せっかく英語を学ぶのであれば、少しでも英語に対する理解が深まり、自分でもしっかりと使えるようになった方が良いですよね。そのための“クスリ”として、マンガ『転生したらスライムだった件』()のセリフを英語でどのように表現できるか解説します。
まず取り上げるのは、転生した直後の主人公リムルの言葉です。
リムル「どうやら俺はスライムに転生してしまったようである」
(第1話「死亡~そして転生」より)
「転生」は、名詞ではreincarnation、動詞ではreincarnateという言葉を使って表現します。長いので難しく見える単語ですが、語源としては
re(再び)+in(中)+carn(肉)+ate(~させる)
つまり、「再び肉体の中に宿らせる」という意味なのです。そのため「転生する」という意味では、受け身にして「be reincarnated」のように言う必要があります。
▲(C)伏瀬・川上泰樹/講談社
上のセリフは、例えば以下のような英語で表現できるでしょう。
Maybe I was reincarnated as a slime.
(多分、スライムに転生してしまった)
I seem to have been reincarnated as a slime.
(スライムとして転生してしまったようだ)
なお、2つ目の英文が文法的にちょっと難しいと思う人は、スルーしてしまってください。「~のように見える/思える」という意味の「seem to (do)」を使っています。「転生した」という過去の話を伝えたいのですが、toの後には「動詞の原形」が来なければなりません。その場合、完了形(have+過去分詞)を使う決まりのため、「to have been reincarnated」になっています。
ちなみに、マンガの表紙に併記されている英語タイトルは、残念ながら文法的には正しくありません。
Regarding Reincarnated to Slime
と書かれているのですが、前置詞regardingの後は「名詞」でなければなりません。
例えば、
regarding my reincarnation to a slime(スライムに転生した件)
もしくは、
regarding my reincarnation as a slime(スライムとして転生した件)
であれば文法的にも正しくなります。
なお、英語版の正式なタイトルは
That Time I Got Reincarnated as a Slime(私がスライムとして転生したあの時)
と訳されているようで、Wikipediaには英語版のページが存在しています。

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最終更新:3/27(金) 17:16
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