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2021年の野球界「4つのシナリオ」 東京五輪&WBC開催の実現可能性・障害を比較する

3/27(金) 11:31配信

REAL SPORTS

3月24日夜、安倍晋三総理大臣は、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話会談し東京五輪の延期で合意したと発表した。現時点では、遅くとも来年2021年夏までに開催することだけが決まっている。

2021年の野球界は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催も予定されていることから、日程面を含めた懸念の声もあがっている。そこで今回、考えられる「4つのシナリオ」について、その実現可能性や起こりうる障害や課題を比較しながら見てみたい。

(文=花田雪)

東京五輪延期によるしわ寄せは、来年必ずやってくる

東京五輪の延期が発表された――。

新型コロナウイルスの感染が世界規模で拡大し、現時点で収束のめどが一切立っていないことを考えると、致し方ないといえる。

ただ、大変なのはこれからだ。
現時点で決まったのは「延期」することだけ。

延期の期間も「1年程度」とされただけで、具体的に2021年のいつ、開幕できるかは不透明な状況だ。

日程面はもちろん、会場、選手選考、すでに販売済みのチケット……仮に1年間の延期だとしても、これらの問題をすべて解決し、安倍晋三首相が主張する「完全な形」で開催することは至難の業だ。

東京五輪で悲願の金メダル獲得が期待された日本プロ野球界にとっても、「延期」の影響は計り知れない。

そもそも、今年は五輪開催期間中にペナントレースを中断。それに伴い開幕を例年より前倒しにするなど、全面的に侍ジャパンをバックアップする予定だった。

それがコロナウイルスの影響で開幕の前倒しどころか現時点で4月下旬、状況次第では5月以降までずれ込む可能性が非常に高い。

東京五輪が延期になったことで中断期間はなくなり、ペナントレースを143試合、「完全な形」で行える可能性は増したかもしれないが、そのしわ寄せは間違いなく来年やってくる。

もちろん今回の「延期」はすべての五輪競技とその関係者、アスリートに多大な影響を及ぼすだろうが、ここでは「野球」に絞って、今後どのような影響、障害が起こりうるか検証してみたい。

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最終更新:3/27(金) 12:24
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