チームには欠かせない存在なのに、なかなかスポットライトを浴びることのない「縁の下の力持ち」。
今回お届けするのは、そんな「縁の下」タイプの活躍や葛藤にスポットライトを当てる企画です。
え、絶対いい記事になるじゃんこれ…と思いながら取材をお願いしたのが…
人気お笑いトリオ・ジャングルポケットのリーダー、太田さん。
ジャングルポケットは「キングオブコント」の決勝に3度出場したこともある実力派。そのすべてのネタを書いているのが太田さんなのですが、テレビではなにかとキャラの濃い相方ふたり(斉藤さん、おたけさん)の影に埋もれ、「じゃないほう芸人」のような扱いに…。
今回はそんな太田さんに、普段言えない「縁の下のホンネ」を思いっきり語っていただこうと思っていたのですが…
太田さん、最高の形で企画をひっくり返してくれました。めっちゃくちゃかっこよかった。
〈聞き手=サノトモキ〉
サノ:
今日は太田さんに、「俺たちだってこんなに頑張ってんだ!」と、「縁の下」で溜め込んできた本音をぶっちゃけていただきたいんですけど…
太田さん:
「俺たちだってこんなに頑張ってんだ」か、そうですよね…
サノ:
そう言いたくなるとき、ありますよね?
太田さん:
いや、もちろん僕も、「俺だってこんだけやってんだぞ」と思うことはありますよ。
自分がネタ書いてることを褒めてもらいたい気持ちだってめちゃくちゃあるし、YouTube用の動画を撮るってなったときに、撮影場所の下見とか、スタジオ代を全部一人でチェックしてるときとか、「これやってる俺エラくね?」って思ってます。
相方たちと揉めたりしたときなんかは、とくに言ってやりたくなる。
でも、本当は自分でもどっかでわかってるんですよ。
自分から、スポットライトの当たらない「縁の下」に逃げ込んだだけだってこと。
サノ:
「縁の下」に逃げ込んだのは自分…?
どういうことですか?
太田さん:
僕、もともとは完全に“ギャガー”で、自分が真ん中で目立ってたいタイプだったんです。
NSCに入ってからも一発ギャグ大会で優勝とかしてたし、おたけとコンビ組むときに斉藤が「入れてくれ」って来たんですけど、ボケでいたかったからはじめは拒否したくらいで(笑)。
3人になってからも、斉藤とおたけは普通のシャツなのに俺だけタンクトップみたいな、俺が一番ぶっ飛んだキャラでやってたんですね。
でも、「斉藤慎二」というモンスターを見て、僕は「こいつと同じラインで張り合っても勝てない」と思ったんです。
斉藤のウケ具合は、当時から無双状態だった。ホントに、人を笑わせるためだけに開発された特殊マシーンみたいで。
サノ:
斉藤さんやっぱ昔からすごかったんだな…
太田さん:
悔しさもあったけど、「俺はとんでもないやつらと組めたんだ」って気持ちが勝って。
そこから、ネタを書いて「縁の下」的なポジションになっていくんですけど…
結局僕は、ギャガーとしてあいつらと並ぶ自信がなくて、自分から「縁の下」という逃げ場所に潜り込んだだけなんですよ。
ライブとかロケで進行役みたいな「ちゃんとしたキャラ」をやるのも、勝手に自分が買って出てるだけ。
“そういう役回りも必要だから…”とか言い訳してるんですけど、「じゃあそれ誰に言われたの?」って考えると、べつに誰にも言われてないんですよ。
スポットの当たらないポジションが楽だから、自分で勝手に縁の下に行ってるだけなんです。
サノ:
これ、真理や…
太田さん:
まずはそれを認めなくちゃいけないと思ってて。自分にスポットが当たらないことを人のせいにしてたらダメだなって。
そうじゃなくて、どうすれば縁の下にスポットが当たるかを考えていくしかない。
最終更新:3/27(金) 12:01
新R25
































読み込み中…