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選抜中止 21世紀枠代表・帯広農業高校野球部「自分たちの目標は夏の甲子園一勝。もう一回り大きく」/高校野球

3/27(金) 11:04配信

テレビ東京スポーツ

そこに秘められたドラマをあなたはまだ知らない

選抜高校野球、史上初の中止。施設も選手も特別じゃない公立の農業高校の彼らが21世紀枠の代表だったことを忘れないでほしい。規格外という言葉が、帯広農業にはよく似合う。高校の敷地はなんと東京ドーム23個分。

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校内には牛舎や豚舎、畑などの実習施設が軒を連ねる。子豚を育てるのも勉強のうち。授業が終わると2人の1年生が教室から飛び出した。大急ぎで向かったのは練習の準備。ではなく牛舎。

始まったのは、牛の乳しぼり。放課後の実習だ。乳しぼりに一時間半を費やすとようやく練習に合流。これが日常。牛が好きでも、野球は強い。帯広農業は、去年秋の北海道大会でベスト4に進出。21世紀枠で春の甲子園出場を決めた。

前年夏、北北海道予選、初戦敗退からの大躍進。急成長の秘密は、打撃にあった。秋の大会、チーム打率は4割超え。打って打って打ちまくるのが帯農野球。

強打を生み出す強靭な体を作っているのが、彼らが自分で絞った牛乳だ。その名は農高牛乳。190円で一般にも販売している。

そこにこれまた授業で栽培した大豆を使った、きなこを加えた特製ドリンク「帯農パワードリンク」。数か月前から毎日飲むようにしたところ、部員たちの平均体重はおよそ4キロもアップ。打ち勝つ野球に役立った。

甲子園開幕まで、あと1か月。白銀のグラウンドで来る日に備えて練習を重ねていた。しかし、歴史上初めて春の甲子園は中止になった。

北海道で出された非常事態宣言は今も続いている。その状況を鑑み、取材は途中だったがとりやめざるを得なかった。最後の取材は部員たちの今の想いが綴られていたノートだった。つづられていた。

「自分たちの目標は夏の甲子園一勝なので全国で通用するチームを目指し、もう一回り大きくなっていきます」「限界を決めるのは自分です。弱い自分に勝ち、パワーアップします」

末尾には「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」の文字。このままでは終わらない。どんな苦労も耐えて、もう一度と誓う彼らに、私たち大人ができることをなんとしても探し出したい。

テレビ東京/追跡LIVE!SPORTSウォッチャー

最終更新:3/27(金) 11:04
テレビ東京スポーツ

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