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女子ゴルフトーナメントが立て続けに開催中止。コロナだけではない、スポンサーサイドの事情とは?

3/27(金) 7:04配信

VICTORY

女子ツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2月19日時点では無観客で大会を開催する方針だったが、2月26日に政府から「大規模なスポーツや文化イベントについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう求める」考えが示されたことを受け、2月28日に開催中止が決定した。

すると第2戦の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」も3月2日に開催中止が決定。第3戦の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」は3月13日、第4戦の「アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI」は3月16日に開催中止を発表。3月に予定されていた4試合がすべて中止となった。

さらに第5戦の「ヤマハレディースオープン葛城」も3月18日に開催中止が決定。東日本大震災が発生した2011年を上回り、5試合連続で大会が開催されないという非常事態になっている(3月24日時点)。

今回は新型コロナウイルスの集団感染を防いで拡大を抑制するための措置なので、やむを得ない状況ではある。ただ、ゴルフは屋外スポーツなので密閉空間で行うわけではなく、ギャラリーが密集しなければ濃厚接触の可能性も低いので、無観客であれば大会を開催することもできるのではないかという気もする。

実際、全国のほとんどのゴルフ場は新型コロナウイルス流行後も通常どおり営業しており、多くのゴルファーがプレーしている。18ホールのゴルフ場であれば、週末は50組200人前後の来場者が訪れているはずだ。その数はゴルフトーナメントの出場人数よりも多いが、大きな問題は起こっていない。

ゴルフトーナメントは開催費用やテレビ放映費用をスポンサー企業がすべて負担し、ギャラリーの入場料収入はアテにしていないのだから、大相撲よりも無観客開催に適した興行かもしれない。

女子ツアーは昨年10月の「スタンレーレディス」最終日、台風19号の影響を考慮し、無観客で競技を行った。その2週間後に日本で開催されたPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP(ゾゾチャンピオンシップ)」も、記録的豪雨によりギャラリーの安全面を優先し、3日目の第2ラウンドが無観客試合となった。

これらは悪天候による臨時措置ではあるが、無観客開催の前例はあるわけだから、それを3日間競技あるいは4日間競技に適用することは物理的には可能だ。

だが、スポンサー企業が何のために試合を開催するのかという視点に立ってみると、無観客開催ではなく開催中止と判断する理由が見えてくる。

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最終更新:3/27(金) 7:04
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