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「とにかく早く議論始めたい」国交省が静岡県に譲歩 リニア新幹線水問題巡る専門家会議委員選定で

3/27(金) 20:12配信

静岡朝日テレビ

 先を急ぎたい国交省が県の要求を飲んだ形です。リニア新幹線の新しい専門家会議をめぐり、静岡県が中立性に疑念があるとする委員について、国交省が選ばない方針を示しました。

 午前、県庁を訪れた国交省の江口秀二審議官。

国交省 江口秀二審議官:「本日は今週月曜日23日に、副知事が県の見解を我々の有識者会議についていただきました。国交省のそれに対する考え方をきょうはお示しさせていただきたい」


 難波副知事との協議は約30分間、非公開で行われました。難航するリニア協議の打開策として、国交省が提案した会議の人選をめぐり、県は委員の一人について中立性に疑いがあると主張。川勝知事が県独自での委員の公募を決めました。これに対し国交省は県に説明を求め、主張が対立していました。しかし、きょうの回答では県への歩み寄りが見られました。

国交省 江口秀二審議官:「この方については委員ではなく、別の立場で関与していただくことも国交省の責任において検討したい」

 従来通りこの委員が適任とする一方、委員ではない形での参加を検討するとして、委員から外すことを事実上、認めました。県の要求に応じた形です。さらに会議の開催時期にも初めて踏み込みました。「目標を定めたい」として来月中旬に初回の会議を開きたいとの提案が。これに対して難波副知事は。

静岡県 難波副知事:「委員の公募状況もあるので、正直言って非常に微妙な時期を提案されたので困ったなというのが実態ですね。今この時点でこれを良いと言えるか、悪いと言えるかは何とも言えないので、検討せざるを得ない」

 県は来週中にも国交省に委員の選定や初回の会議の開催時期について返答する方針です。国交省が専門家会議の設置を提案してから2か月余り。開催の見通しがいまだ不透明な現状について江口審議官は苦い表情を浮かべました。

国交省 江口秀二審議官:「それから2か月経過して今の状況ですというのは…。とにかく早く…議論を始めたいなと思っています」

最終更新:3/27(金) 20:12
静岡朝日テレビ

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