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延期の東京五輪にブーケを 川俣・花卉農家「今年は練習のつもり」

3/27(金) 11:27配信

福島民友新聞

 東京五輪・パラリンピックの開催延期が決まり、メダリストに贈られる「ビクトリーブーケ」に備えて準備を進めていた県内の花卉(かき)生産者にも影響が広がりそうだ。

 「例年より多めの生産を計画していただけに、育てても売れるのだろうか」。ビクトリーブーケに採用された本県産のトルコギキョウを栽培する川俣町山木屋の農家広野晶彦さん(35)は延期の影響を不安視する。市場では出荷本数が産地ごとに調整されており、作っただけ売れる保証はない。

 ビクトリーブーケに濃いグリーンの花が採用されたことから、広野さんは今年の栽培計画を変更していた。濃いグリーンの品種の生産を拡大したという。

 トルコギキョウがビクトリーブーケに選ばれた期待で栽培本数を増やした農家は少なくない。広野さんは「生産者への影響が少なくて済めばいいのだが」と関係機関への対応を求めた。

 一方、「悔やんでもしょうがない」と切り替える広野さん。東京五輪の1年程度延期の方針が示され「来年に向けた練習のつもりで今年は栽培する」と前向きだ。

 「あとは時期さえ示してもらえれば最高の花を届けるだけ」。五輪を目指すアスリート同様、生産者も“来るべき時“を見据えて準備を続けるつもりだ。

最終更新:3/27(金) 11:27
福島民友新聞

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