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青瓦台・与党「韓国の防疫こそ世界標準」連日の自画自賛

3/27(金) 8:01配信

朝鮮日報日本語版

初期防疫失敗には言及せず…一部に「SARS・MERSなど経て医療システム整備したおかげ」の声

【表】韓国のコロナ感染者数の現況(27日0時)

 青瓦台と与党・共に民主党が連日、政府と文在寅(ムン・ジェイン)大統領のことを新型コロナウイルス防疫の「世界的な模範だ」と広報している。韓国の民間企業が開発した「診断キット」を全世界が韓国政府に要請し、入国禁止をしていない「開放防疫」が世界のモデルケースとして評価されているというのだ。

 文大統領は26日のカナダのジャスティン・トルドー首相を含め、先月20日から中国・アラブ首長国連邦・エジプト・トルコ・フランス・スウェーデン・スペイン・サウジアラビア・米国という10カ国の首脳と電話会談をした。青瓦台はこれまで、外国の首脳との電話会談については「外交慣例上、どちらが最初に要請してきたかは明らかにしない」としていた。だが、最近では「相手国から先に要請してきた」と明らかにしている。韓国の「模範防疫」を学ぶため、相手国から先に要求してきたという点を強調したものだ。

 与党も「韓国式防疫こそ世界標準」と自画自賛している。共に民主党の李仁栄(イ・インヨン)院内代表は同日の党会議で、「世界が大韓民国の成熟した市民意識に賛辞を送っている。我々は世界を助ける国になった」と述べた。また、米国などから韓国政府に医療装備の支援を要請されたことに言及して、「防疫戦争で世界が勝利できるよう、我々は手を差しのべなければならない」とも言った。親文在寅系のネットユーザーらはインターネット上のコミュニティー・サイトなどに「やはり文大統領は世界的リーダー」「イムンドク(これぞ文在寅のおかげ)だ」などの書き込みをしている。

 しかし、現在の防疫システムは新型インフルエンザ・重症急性呼吸器症候群(SARS)・中東呼吸器症候群(MERS)の流行などを経て長い期間をかけて医療システムを整備したおかげだと指摘する声もある。それどころか、「新型コロナウイルス感染拡大の初期に中国からの外国人の入国を禁止しなかったために事態を悪化させた」と政府は批判されている。

 一方、文大統領は同日、青瓦台政務首席室に「選挙と関連して一抹の誤解がないよう、ほかの業務はせず、新型コロナウイルス対応と経済的困難を克服する業務にだけ専念せよ」と指示した。

最終更新:3/27(金) 11:14
朝鮮日報日本語版

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