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「脅迫の被害者」と主張するJTBC社長、放送局でチョ・ジュビン容疑者の代理人と会っていた

3/27(金) 11:20配信

朝鮮日報日本語版

 「チョ・ジュビン容疑者は『私はフリーランスのキム・ウン記者から、孫石熙(ソン・ソッキ)JTBC社長の家族に危害を加えろ、という依頼を受けた』と孫社長に告げ、(無料通信アプリ)『テレグラム』で接近した。孫社長とその家族は不安でおびえ、チョ容疑者から依頼があったという証拠を受け取ろうと金を渡した」

 これは、総合編成チャンネルJTBCが25日、孫石熙社長と、「テレグラムn番部屋事件」(別名:博士部屋事件)で「テレグラム」を使って女性を脅し、わいせつ動画を送らせる「性搾取」チャットルームを運営していたチョ・ジュビン容疑者(25)の関係について釈明した内容だ。しかし、これまでの警察の捜査内容や、この事件に登場する人物の証言を総合すると、JTBCを通じて発表された孫社長の釈明にはすんなり納得しがたい点が多い。

 まず、チョ容疑者と孫社長が、「殺害脅迫犯あるいは殺害請負を暴露した脅迫犯」と「その脅迫の被害者」であるという関係が事実かどうかだ。ある女性団体がチョ容疑者とわいせつ動画を拡散したチャットルームのメンバー間の対話と公開したテレグラムのやり取りによると、チョ容疑者は孫社長とかなり親交があることをアピールしていた。これには、チョ容疑者の代理人がJTBCの社屋に行ってチョ容疑者の仮名である「朴社長」に言及すると、孫社長の秘書が降りてきて、チョ容疑者を案内して上の階に上がっていった、という同容疑者の主張も含まれている。

 一見、荒唐無稽(むけい)な話のようだが、尹壮鉉(ユン・ジャンヒョン)元光州広域市長がチョ容疑者のこうした主張を裏付けている。チョ容疑者は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領夫人の権良淑(クォン・ヤンスク)さんの名をかたった詐欺師に金銭をだまし取られた事件について「釈明させてやる」と言って尹元市長に接近し、「望む通りの情報を放送できるように手助けする」として、実際に代理人を行かせて尹元市長と一緒にJTBC社屋を訪問させ、孫社長に会わせた。尹元市長の側近によると、尹元市長は「私がJTBC社屋に行った時、チョ容疑者の代理人とスタジオの隣にある孫社長のオフィスまで一緒に行った」と語ったという。孫社長が自身と家族に対し危害を加えるよう依頼されたチョ容疑者の代理人をオフィスまで呼び入れて会ったということだ。これが果たして、被害者と脅迫犯の関係だと見ることができるのかと疑問に思う人も多い。

 女性団体などの集まりである「テレグラム自警団緋文字」は24日、チョ容疑者が昨年11-12月に「博士部屋」で会員らに対して、孫社長について言及した対話録を公開した。対話録を見ると、チョ容疑者は昨年11月16日、自身が孫社長と「兄」と「弟」の関係だと言っている。孫社長はチョ容疑者自身のことを「朴社長」と、チョ容疑者自身は孫社長のことを「孫先生」と呼ぶということだった。チョ容疑者は「(JTBCの社屋で)朴社長の用事で来たと言えば、社長室にフリーパス(で入れる)」「秘書が(ビル入り口に)降りてきて、貨物エレベーターで社長室(21階)に案内する」と言った。尹元市長側の証言によると、実際にそういうことがあったという。チョ容疑者に代わって尹元市長を案内した代理人は現在、警察の事情聴取を受けている。

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最終更新:3/27(金) 11:32
朝鮮日報日本語版

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