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ANAの沖縄貨物ハブ 4月から全50便運休へ 外国人パイロットが確保できず 新型コロナ影響

3/27(金) 5:10配信

沖縄タイムス

 ANA Cargo(ANAカーゴ、東京)が、沖縄県の那覇空港を拠点にアジアの主要都市へ展開する「沖縄貨物ハブネットワーク」の全便を、4月から運休することが26日、分かった。週50便の運航が計画されていたが、0便になる。関係者によると、同社は大半の運航を外国人パイロットに頼っているが、新型コロナウイルスの感染拡大で各国が出入国を制限する中、人員の確保が困難となった。終息が見通せない中、運休は5月以降も続く可能性がある。

 緊急措置として、沖縄発の貨物については旅客便の貨物スペースを利用し、羽田空港、成田空港を経由して海外へ輸送する方向で調整している。ただ、沖縄から直送できなくなり、配送の遅れが生じるのは必至。特に生鮮品輸出で影響が懸念される。

 ANAは今年1月、米中貿易戦争の長期化で、日本発の航空貨物輸出量が減少しているとし、3月29日から沖縄発着の4路線を減便・運休し、従来の週70便から週50便に減らすと発表していた。

 その際、従来の航空貨物ネットワークを維持するため、他社の旅客便などとコードシェア(共同運航)する計画もあった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、那覇空港の国際線の旅客便が24日で全便運休となったため、本土経由で送らざるを得なくなった。

 沖縄貨物ハブの全便を運休することは、県にも伝えている。

 ANAカーゴの渡辺英俊沖縄統括支店長は、全便運休について、「検討はしているが、現時点で決まったことはない」とコメントした。

最終更新:3/27(金) 5:10
沖縄タイムス

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