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令和初の現美開幕

3/27(金) 14:33配信

北國新聞社

 第76回現代美術展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社など主催)は27日、金沢市の県立美術館と、金沢21世紀美術館で開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大による自粛ムードが広がる中、美から活力を得ようと、大勢のファンが駆け付け、会派や世代を超えて寄せられた1100点と静かに対話した。

 終戦からわずか2カ月後に第1回展が始まった現美は、全国地域美術展の最高峰として、昭和、平成と県民の心を潤してきた。令和最初の現美は新型コロナに負けじと「現美に元気をもらいたい」「いまだからこそ見たい」と、家族連れや友人同士で訪れる人が目立った。

 日本画、彫刻、書が展示された金沢21世紀美術館では、来場者がゆっくりと会場を巡り、秀作に込められた作家の熱意を感じ取った。

 「昔から絵が大好き。雨が降っても何があっても毎年、現美に来て元気をもらっている」と話したのは、西川静子さん(84)=金沢市。特に、美術文化委嘱賞に選ばれた日本画「風(ふう)」を見たかったといい、「本物はやはりいい」と笑顔を見せた。

 珠洲市から朝一番で、父とともにやってきた飯田高1年の権左真慧(ごんざまさと)さん(16)は、「父に連れられて何度か、現美を見に来ている。色がきれいな作品が多くて、特に彫刻はよくこんな大きなものを作ったなと驚いた」とマスク姿で声を弾ませた。

 県立美術館では洋画、工芸、写真が展示され、来場者が作品に目を凝らした。

 4月13日まで。入場料は一般1千円、高校・大学生600円、小中学生500円。開場時間は午前9時半から午後6時までとなっている。

北國新聞社

最終更新:3/27(金) 14:33
北國新聞社

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