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【試乗記】ジャガーIペイスHSEに生方 聡らが試乗! 「刺激がイロイロ」

3/27(金) 12:00配信

ENGINE WEB

ジャガーIペイスHSEとは、どんなクルマ?

ドイツ・ブランドのプレミアムEVたちに先駆けて2019年に上陸したジャガーIペイス。新たに開発した前後2つのモーターと床下のバッテリーがセットとなる専用プラットフォームにより、従来のジャガーとはまったく異なるEVならではのプロポーションを採用。前後モーターは最高出力400㎰/4250-5000pm、最大トルク71kgm/1000-4000rpmを発揮。航続距離は438㎞(WTLCモード)。全長×全幅×全高=4695×1890×1565㎜。ホイールベース=2990㎜。車両重量=2250㎏。車両価格=1183万円。

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生方聡の意見! 刺激がイロイロ

伝統的なイメージが強い老舗ブランドのジャガーだが、ラインナップを見ればわかるように、実はモダンで先進的だ。最近は、来る電気自動車の時代を先取りし、最高峰の電気自動車レース「フォーミュラE」に参戦したり、前座にEVのワンメイク・レースを開催するなど、先進的な取り組みが目立つ。そのワンメイク・レースで戦うマシンのベースとなるのがIペイスなのだが、電動パワートレインがもたらす走りはとても刺激的だ。

アクセレレーターを踏み込むと、瞬時に背中が押されるほどの強烈な加速が襲いかかる。SUV的なスタイルだが、背の高さを感じさせないスポーティな動きも、ドライブを楽しくする。面白いのが、静粛性の高さが特徴の電動パワートレインなのに、あえて音で楽しさを加えたアクティブ・サウンド・デザインという機能。加速にあわせてキャビンが刺激的なサウンドで満たされる。しかし、あえてサウンドを抑えて、音もなく鋭い加速を堪能するほうが個人的には刺激的。Iペイスはクルマの未来はまだまだ楽しいと教えてくれる。

河村康彦の意見! これなら乗ってみたい

"エンジン・ルーム"が廃されたことによる短いフロント・フードに、あと1㎝で3mに至る長いホイールベースも功を奏した"ビッグキャビン"のプロポーション―― Iペイスの凄いところはまず、ジャガー自身が長年にわたって「美しさ」の基準として来た典型的なロング・ノーズのスタンスに、かくも潔く決別を告げた点にある。それはすなわち、このモデルがエンジンを搭載しないことを敢えて視覚的に強くアピールしているということにほかならない。

"エンジン車と見紛うばかり"のEVが数多く存在する現状を知れば、このような造形を取ることが難しい選択だったことは明らかだろう。そんなこのブランド初のピュアEVの走りが、サーキット走行も楽々とこなす、"ジャガーのスポーツカー"としてしっかり認めるに足るレベルにある点も見せ場のひとつ。作り手も買い手も何がしかのインセンティブが無い限りは、今ひとつピュアEVとは積極的に付き合う気になれないでいる現状に「これだったらちょっと乗ってみたいナ」と思わせる貴重な一石を投じている。

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最終更新:3/27(金) 12:00
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