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「オンラインでは腹が探れない」、在宅勤務に悩む管理職~疑似出社や雑談で環境づくり

3/28(土) 6:40配信

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新型コロナウイルスの感染防止で、多くの企業がテレワークを始めて1カ月が経った。

育児や介護、あるいは遠距離居住者のための“福利厚生”的なテレワークは日本でも浸透しつつあったが、管理職も含めた組織全体の取り組みの中で、「規律」と「コミュニケーション」の両立という課題が浮かびあがっている。

メルカリ出品、日帰り温泉…仕事とプライベートあいまいに

「今は家でじっとしている人が多いので、ダイエットマシンを出品してみました」

都内の会社員女性(29)はテレワークに入って、メルカリ出品にはまっている。家で仕事をしていると、掃除の頻度と不用品の発掘が増えた。

「洋服やカバンは売れにくくて値下げしました。本はすぐ買い手がつきます」
業務時間中は出品作業を控えているが、元々マーケティングを得意としていることもあり、出品するタイミングや商品について考える時間は増えた。

メディア企業で管理職をしている黒木さん(仮名、40代)はテレワーク期間中、職場には内緒で日帰り温泉に2度行った。

「家で仕事をする前提なのは分かっていますが、人が少ないのは今しかないと思うし」
職場のオンラインミーティングはなるだけ朝に固めて、日帰り入浴のできる旅館に移動。貸し切り風呂を予約し、湯船にスマホを持ち込んで部下とやりとりする。黒木さんは「チャットですぐ返事すれば、どこにいるかは全然分からない。だけど、熱海に行ったときは夕方にオフィスでの会議を入れられてしまい、新幹線で東京に戻りました」と話した。

メルカリ出品にはまった女性も黒木さんも、仕事とプライベートの境界はあいまいになっているものの、「仕事の生産性は下がっていない」という。一方で、商社に勤める大山さん(仮名、39)は、「テレワークを始めて、効率が明らかに落ちた」と話す。

妻もテレワーク、子どもは休校で家族全員が家にいる状態になったため、大山さんは自宅近くのシェアオフィスで仕事をすることにした。が、通い始めてしばらくするとそこで友人ができ、気が付けば1時間雑談をしていることもある。

「管理の目がないから、仕事中もイヤホンで音楽を聴いているし、あまり作業が進んでいないですね」と苦笑いした。

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最終更新:3/28(土) 6:40
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