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マンションの隣人が“ベランダで喫煙”洗濯物臭う…年中・毎日だと喫煙側に賠償責任の可能性も

3/28(土) 6:09配信

関西テレビ

たばこを吸わない人にとっては朗報かもしれません。4月から喫煙する場所が厳しく制限されることになりました。

喫煙者の男性:
「喫茶店とかに行ってたんですけど、そこもたばこ吸えなくなったので、いよいよどうしようかなと」

非喫煙者の男性:
「いいことじゃないですか。今の流れで言ったらね」

 健康への観点から他人の「たばこの煙」を吸い込む受動喫煙の防止を強化するため、法律が改正され、飲食店やオフィスなどの屋内での喫煙が“原則禁止”となります。

 一定の条件を満たした既存の小規模店は例外となっていますが、指定された標識の掲示などが義務付けられています。

 さらに、大阪府では法改正をきっかけに、より厳しい条例がスタート。

 これからはマナーではなく、法律で定められた『ルール』。違反するとどうなるのでしょうか?

喫煙者の男性:
「店側が罰せられるのかなというイメージですけど、吸ってる人もなんですかね?個人的にはうれしいことではないですけど、まあ仕方ないかな」

非喫煙者の女性:
「今も喫茶店入ったらタバコ吸われて臭いがついてる。(受動喫煙は)お茶よりそっちのほうが気になる…」

飲食店に勤務する男性:
「(店では)吸えないようになってます。『隣の人が吸っていて美味しく感じませんでした』っていうアンケートもらって、その5分後から全店で(喫煙が)なくなりました」

喫煙していない女性:
「吸う方にとったらしんどいとは思うんですけど、吸わない私たちにとっては嬉しいかな。(禁煙と)ちゃんと伝えてるのにやっちゃったら、罰するに値するかなと思います」

 たばこは「百害あって一利なし」などと言われますが、吸う人も、吸わない人も知っておきたい新しいルールを菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士:
「改正健康増進法では、飲食店など多くの人が利用する施設は原則屋内禁煙。喫煙専用室はOKです。また客室面積100平米以下など条件を満たす既存店は喫煙可です。

 違反した場合は50万円以下の過料となっています。施設側のペナルティーもあるんですけど、個人でもあるんですね。

 例えば、学校や病院など吸ってはいけない所でたばこを吸ってしまうと、その場合は30万円以下だと思いますが過料となり、個人がペナルティーを受ける場合もあります。ですから個人も、モクモクと禁煙に励まなければならないんです。モクモクと…。

 また喫煙に関するマークを剥がしたり傷つけたりすると、それについてもペナルティーがあります」

Q.喫煙での法的責任のケーススタディを考えます。まず会社に分煙をお願いしたものの、喫煙者である社長が聞いてくれない場合、法律上どうなるのでしょうか?

菊地弁護士:
「分煙をしてもらえないというのは違法となります。会社も建物ですので、これからは基本的に屋内禁煙になります。それから会社側は従業員の健康を守らなければいけないという安全配慮義務を負っています。ですから分煙を従業員からお願いされたら、しなければいけません」

Q. 次に、喫煙OKの飲食店で隣の人に「吸うのをやめて」と言ってもやめてくれない場合はいかがでしょう?

菊地弁護士:
「喫煙OKの店ですから、非喫煙者の方は我慢するか、他のお店に行くしかありません。喫煙者の方には法律上『受動喫煙させない』という義務がありますが、喫煙OKの店ではそれにも限度があります。そのため、たばこを吸うのをやめなくても違法ではないです」

Q.最後に、マンションの隣人がベランダで喫煙している場合、これについては?

菊地弁護士:
「ベランダでも、煙がお隣にいってしまえば、その煙を出した方の責任ですから、場合によっては慰謝料などということで損害賠償責任が発生する可能性があります。実際に裁判で、煙を出した方が負けているというケースもありますのでご注意ください。洗濯物が臭くなるというくらいでも、それが年中、毎日となると可能性も出てきます」


(関西テレビ3月25日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)

最終更新:3/28(土) 6:09
関西テレビ

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