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集団感染発生のクルーズ船から82人を安全搬送 大泉町のスター交通 民間救急+大型バスで活躍

3/28(土) 6:09配信

上毛新聞

 新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。貸し切りバスと民間救急事業を手掛ける群馬県のスター交通(大泉町坂田、碓氷浩敬社長)は、スタッフ2人と大型バスを派遣し、感染者を各地の病院に安全に搬送した。

◎仕切りや消毒 入念に 感染者1割以上送る

 同社は2011年設立。民間救急事業では転院患者など緊急性の低い傷病者を搬送し、実績を上げた。

 厚生労働省によると、同船には横浜港入港時に3000人以上が乗船。PCR検査で陽性となり、症状は軽いものの入院の必要な感染者が603人おり、同社はこの人たちを搬送した。

 民間救急事業者で組織する一般社団法人全民救患者搬送協会を経由し、神奈川県から協力要請があったのは2月9日夕方。患者搬送適任証取得者の新井康弘専務が翌日午前9時に53人乗りのバスで駆け付けた。

 現地では運転席と客席の間をビニールシートで仕切り、防護服を着用して搬送。座席間隔を離し、乗降の度に車内を消毒した。その後、同僚の新島敏秋さんが合流し、2人は同月26日まで従事。10人以上の感染者を一度に搬送できるバスは重宝され、中部地方や近畿地方の病院を巡り、船内感染者の1割以上に当たる82人を搬送した。

 新井専務は「今後も各地からの協力要請に応えていく」と決意。新島さんは「万が一の際に役に立てるよう、訓練を重ねたい」と話した。

最終更新:3/28(土) 6:09
上毛新聞

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