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【医師に聞く】認知症は予防することができますか?

3/29(日) 11:00配信

Medical DOC

内閣府の統計によると、日本における認知症患者は、2025年の時点で約700万人に上る見込みとのこと。実に、「65歳以上の高齢者の“5人に1人”は認知症」という時代がやってくるようだ。親はもちろん自分自身のためにも、今からできることはないのだろうか。その秘けつを、「山王クリニック品川」の山王先生に解説いただいた。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修ドクター】
山王直子先生(山王クリニック品川 院長)
横浜市立大学医学部卒業、米国メイヨークリニック留学、博士号取得。日本医科大学脳神経外科学講師、日本医科大学多摩永山病院勤務を経た2004年、東京都港区に「山王クリニック品川」開院。未病の段階からの健康管理を呼びかけている。日本脳神経外科学会専門医・評議員、日本頭痛学会頭痛専門医、日本内分泌学会代議員、日本医師会認定健康スポーツ医。日本間脳下垂体腫瘍学会、日本内分泌病理学会の各会員。書籍、メディア出演、論文など多数。

現在の生活が、将来の認知症を招く

編集部:
認知症は予防できるのでしょうか?

山王先生:
できます。お薬による方法と、日ごろの生活を「より認知症になりにくいように整える」方法があります。生活改善はどなたでもすぐに始められますので、こちらから取り組んでみてはいかがでしょうか。

編集部:
生活改善のポイントを教えてください。

山王先生:
まずは、適度な運動を取り入れることですね。週2回から3回以上、それぞれ30分以上の運動を推奨します。ウォーキングなどの簡単な内容で構いません。血流が良くなることで脳内の老廃物を流しだしやすくなりますし、体がキビキビしていてこそ脳も元気になります。昨今話題の「クイズ本」の答えを考えながら歩くなどすると、さらに効果的かもしれませんね。

編集部:
続いて、運動以外の項目についてもお願いします。

山王先生:
次は、栄養バランスの良い食事を心がけること。とくに、不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含む青魚が効果的です。ただし、青魚ばかり食べていても偏食を起こしてしまいます。偏りのない食生活を目指してください。

編集部:
逆に、認知症を加速させかねない食べ物は?

山王先生:
肉や揚げ物ばかりの食事、スイーツ類の偏食などですね。コレステロール値の高い食べ物は、認知症を招きやすいからです。糖分は、脳の栄養と言われる一方、脳の代謝に必要なビタミンB2を破壊してしまうのです。食事を菓子パンだけで済ますような方は、ぜひ、見直してください。もっともやってはいけないことの典型でしょう。

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最終更新:3/29(日) 11:00
Medical DOC

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