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清水エスパルス山室晋也社長インタビュー<1>「ロッテのファンよりも熱い応援」

3/29(日) 10:30配信

静岡朝日テレビ

プロ野球千葉ロッテマリーンズ社長から、元日付で清水エスパルス社長に転じた山室晋也氏(60)が、27日放送の静岡朝日テレビ「スポーツパラダイス」(金曜午後11時10分)で、清水を選んだ理由、新型コロナウイルス感染拡大の中での取り組み、経営者としての信念などを語った。山室氏へのインタビューに際して、片山真人アナウンサーはロッテの球団広報を事前取材。山室氏から、ロッテ時代に選手の前で見せたパフォーマンスの意図や、ロッテ、清水を通して社長室の机を使わない理由なども聞き出した。約40分間のインタビュー内容を放送編集カット部分も含め5回に分けて紹介する。

<テーマ1 清水を選んだ理由>

森直美アナ 静岡に来られていかがですか。静岡の街は。

山室氏 暖かいですよね。聞いてはいましたけど、今年は特に暖かい。コートはいらないし、これは驚きましたね。

森アナ 気に入った食べ物や好きな場所はありますか。

山室氏 やっぱり、マグロがおいしいと思いますし、静岡おでんも何回か食べていますけど、おいしいですよね。結構、食べ歩いていますが、まだ、そんなには多くは開拓していないです。いくつか紹介してもらって行っているところなんです。

片山アナ さて、(山室氏が)清水エスパルスの社長に就任することが大きな話題となりました。それがプロ野球界からプロサッカー界というところで、これは大きなチャンレンジだと思いますが。

山室氏 そうですね。ただ、基本的に同じスポーツエンタテイメントビジネスなものですから、あまり違和感はなくて、来て数カ月ですけど、ビジネスの仕組みは同じなので、非常にすんなりと入っていけていますね。サッカー独自の文化ですとか、試合数の違いですとか、降格など、いろんな違いはありますけどね。基本のところは同じです。

森アナ なぜ、エスパルスを選ばれたのでしょうか。

山室氏 よくその質問を受けますが、変ですかね。サッカーをやるのは、静岡が一番いいんじゃないでしょうか。いろんな人にも言われましたし、「絶対、サッカーをやるならエスパルス」っていう風にも言われました。僕も実際に来て、サッカー熱の高さであったり、サポーターの人たちの熱い思いなどを感じると、「(判断は)間違いではなかった」と感じています。

片山アナ ただ、サッカー界以外からもオファーがあったと聞いていますが、静岡、サッカー、エスパルスの選択。これは直感でしょうか。

山室氏 直感ですね。

片山アナ 実は、千葉ロッテマリーンズ名物広報の梶原さんから情報を得ています。1つ目は、あるシーズンの開幕前、選手たちの前で対戦相手チームについて「(今季は)優勝だ」と書かれた紙面を選手たちの目の前で破ったと…それは本当でしょうか?

山室氏 本当です。それはとある地方のチームですから、熱狂的なファンがいて、地元新聞は、そのチームの記事ばっかりなんですね。読んでいて面白くもないし、非常に強いチームだったものですから、やっぱり、そこで(選手たちを)鼓舞しなければいけないと思いました。みんなをリラックスさせる意味もありましたし、まあ、パフォーマンスですけどね。

森アナ 反応はどうだったでしょうか?

山室氏 最初の年は、みんな「あ然」としましたよね。2年目もまたやったんですけど、みんな盛り上がっていましたね(笑い)。「やるぞー」と言って。

片山アナ では、2つ目の情報です。選手サロン、選手食堂をよく利用されていたそうです。ベテランから若手まで、別け隔てなく会話をして、選手の名前を必死で覚えようとしていたとの情報です。

山室氏 それも本当です。僕はロッテの選手をあまり知らなかったので、必死になって覚えようとしました。会話をすると覚えますし、勉強しました。

森アナ プロ野球球団は選手の人数が多いですからね。

山室氏 (ロッテは)2軍の場所が離れていたりしますのでね。なかなか覚えきらないところがありましたが。

片山アナ あとは、色物のシャツをよく着ていたとの情報もありました。「オシャレだ」という声も。

山室氏 そうですかね、色物ね。まあ、着ていました。

森アナ 何色がお好きなんですか?

山室氏 いろんなものを着ていましたけど、最終的に一番多かったのはストライプのシャツが多かったです。

片山アナ 千葉ロッテマリーンズ、(ユニフォームの柄が)ストライプですから。

森アナ ということは、今はオレンジ色のシャツが多いですか。

山室氏 いやいやいや、オレンジ色のネクタイです。そういうチームブランドを意識したものがいいかなと思って、(ロッテ時代は)ストライプのシャツを着ていました。今は、極力オレンジ系のネクタイにしようかなと。オレンジ色のシャツは…。

森アナ ちょっと派手ですね(笑い)。ぜひ、着こなしていただきたいですけど。

片山アナ そういった「サポーターの思いを大切にする」ところですと、Jリーグ開幕の時に、(スタジアム入口で)観客の皆さんをお出迎えする姿が印象的でしたが、そういった思いからでしょうか。

山室氏 そうですね。基本はサービス業といいますか、エンタテイメントビジネスということで、試合は特別な空間ですし、みなさんは感動をもらいにいらっしゃっているわけですから。試合自体はなかなかコントロールできないのですが、それ以外のところは、ある程度コントロールできるので、(ホームの)アイスタに来る途中、スタジアムに入った瞬間、いろんなところの対応で、気分的に楽しくなって、試合も楽しんでいただきたいです。

森アナ 実際に触れ合ってみて、エスパルスサポーターのみなさんはどう感じました?

山室氏 熱いですよね。ロッテのファンの皆さんも「日本一の応援」と言われるほど有名ですが、それよりも熱いんじゃないのかなという風に感じました。サッカーでは、サポーターの方って熱くて、ちょっと暴走するってことも聞いていましたが、みなさん、マナーがいいですし、その辺のところはしっかりと自覚されているのかなという印象は受けました。【構成=柳田通斉】

◆山室晋也(やまむろ・しんや)1960年(昭35)1月25日、三重県生まれ。82年に立大経済学部を卒業し、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。高校、大学、同行ではラグビー部。支店長時代は、16期中15期で表彰を受け、執行役員や子会社社長などを歴任。「リアル半沢直樹」の異名もあった。13年4月に、みずほマーケティングエキスパーツ社長に就任。同年11月にロッテ球団顧問に就任し、14年から社長。18年には球団単体での初めての黒字化に成功し、19年11月末で同職を退任。20年1月1日付で清水エスパルス社長に就任。

最終更新:3/30(月) 2:07
静岡朝日テレビ

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