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平成最後の冠もたらした二刀流エース 今こそ振り返りたい“センバツ優勝投手”

3/29(日) 13:49配信

ベースボールキング

◆ 2019年・石川昂弥(東邦)

 世界中で猛威を振るう「新型コロナウイルス」の問題によって、大会の中止が決定した今年の“春のセンバツ”。本来の予定で順調に日程を消化していれば、きょう29日は決勝進出をかけた準決勝が行われているはずだった。

☆【特集】幻のセンバツで「見たかった」…出場校の逸材たち


 残念ながら球児たちによる激闘を見ることはできなくなったものの、毎日新聞と毎日放送(MBS)がSports naviにて展開している「センバツLIVE!」では、サイト限定のスペシャル動画を公開中。過去3大会の全99試合を振り返る『センバツ プレイバック』や、高校野球好き有名人が語る『【動画】僕の心を揺さぶったあの試合』といった特集が展開されている。

 ここでは、“2000年以降”に絞って近年の「センバツ優勝投手」に注目。その後、プロの世界へと飛び込んで来た選手を中心に振り返ってみたい。今回は、記憶に新しい2019年のセンバツから、現中日の石川昂弥を取り上げる。


◆ 歓喜から1年、ナゴヤドームで一軍デビューも!

 “平成最後のセンバツ”という観点からも盛り上がった2019年の第91回大会。「平成最後の王者」となったのは、平成元年(1989年)に「平成最初の王者」に輝いた東邦(愛知)だった。

 その東邦を頂点へ導いた立役者が、エースで主砲の石川昂弥。後に秋のドラフト会議で3球団から1位指名を受ける男である。

 今では“大型野手”として期待を受け、高卒ルーキーながら一軍の練習試合に出場をするなど話題を集めているが、1年前は投手として全5試合に先発。いずれも勝利投手となっている。

 決勝戦では被安打3、わずか97球での完封勝利。打っては2本塁打を含む3安打の大暴れ。戦前は「石川を打者に専念させるエースの存在が課題」といった声もあったなか、自らの成長で“エースで主砲”を見事にやり遂げてみせた。


 その後、夏は県予選で敗れる悔しさを味わったものの、夏の選手権後に行われたU-18・W杯の侍ジャパンメンバーに選出されると、不動の4番としてチームを支える大活躍。木のバットへの対応も難なくこなしたことから野手としての評価を高め、それが後のドラフトでの1位競合へとつながっていく。

 キャンプでは故障して戦列を離れたこともあったが、今ではファーム練習試合で本塁打を叩き込むまでに回復を見せ、3月25日の練習試合・巨人戦では一軍デビューも。歓喜の春から1年、優勝投手は球界を代表するスラッガーへと歩み始めた。


◆ 春のセンバツ・優勝校と優勝投手
※2000年以降

2000年:東海大相模(筑川利希也)
2001年:常総学院(村上尚史)
2002年:報徳学園(大谷智久=現ロッテ)
2003年:広陵(西村健太朗=元巨人)
2004年:済美(福井優也=現楽天)
2005年:愛工大名電(斉賀洋平) ※2番手に十亀剣(現西武)
2006年:横浜(川角謙)
2007年:常葉菊川(田中健二朗=現DeNA)
2008年:沖縄尚学(東浜巨=現ソフトバンク)
2009年:清峰(今村猛=現広島)
2010年:興南(島袋洋奨=元ソフトバンク)
2011年:東海大相模(近藤正崇)
2012年:大阪桐蔭(藤浪晋太郎=現阪神)
2013年:浦和学院(小島和哉=現ロッテ)
2014年:龍谷大平安(高橋奎二=現ヤクルト)
2015年:敦賀気比(平沼翔太=現日本ハム)
2016年:智弁学園(村上頌樹)
2017年:大阪桐蔭(徳山壮磨)
2018年:大阪桐蔭(根尾昂=現中日)
2019年:東邦(石川昂弥=現中日)


※優勝投手について
諸説ありますが、ここでは主戦投手、もしくは優勝決定の瞬間に登板していた投手としています。

BASEBALL KING

最終更新:3/30(月) 16:10
ベースボールキング

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