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欅坂46 初めてのドキュメンタリー映画は、彼女たちの何を語るのか? 6人のメンバーに訊く。

3/30(月) 12:01配信

エムオンプレス

欅坂46のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』。緊張した面持ちで、ぎこちない笑顔を見せるデビュー前のCDショップ巡りから、初のワンマンライブ、紅白歌合戦への出場、初の全国アリーナツアー、そして、3年半でたどり着いた東京ドーム公演に発売延期になった9thシングルの裏側、全シングルでセンターを務めてきた平手友梨奈の突然の脱退まで。2020年4月6日にデビュー4周年を迎える今、グループとして初めてのドキュメンタリーが公開される意味を彼女たちはどう捉えているのか。劇中でもインタビューに答えている6人にメンバーに話を聞いた。

【写真】欅坂46・菅井友香、渡邉理佐らの撮り下ろしショット

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 荻原大志

◆欅坂は、特に裏側を見せてこなかったグループだと思うので、だからこそ、ちょっと勘違いされていることもあるんじゃないかなと思っていて(菅井)

ーー 初のドキュメント映画の公開が決まった心境から聞かせてください。

【 守屋茜 】 今まで裏側を見せてきたことがほとんどなかったので、どのように思われるのか不安もあったんですけど、この映画を観て、欅坂を好きになってよかったと思ってもらえたらいいなと思います。

【 小池美波 】 私もやっぱり、裏側というのは見られていいものではないと思うので、ちょっと不安ではあります。観てくださる方がどういうふうに受け取るのかもわからないですけど、これが今までの欅坂で、今の欅坂なので、全てを観ていただいて、より好きになっていただけたらいいなと思います。

【 小林由依 】 今までファンの方々に裏側を見せたことがあまりなかったので、見ていただくのにすごく緊張するんですけど、今まで知らなかった一面だったりとか、新しく知ることもあると思うので、そういうところも含めて知っていただいて、また新たに応援しようって思っていただけるような作品になっていたら嬉しいなと思います。

【 菅井友香 】 今までずっとカメラを回してくださってて。これまで出ていなかったものがついに出るんだなっていう緊張もあります。欅坂は、特に裏側を見せてこなかったグループだと思うので、だからこそ、ちょっと勘違いされていることもあるんじゃないかなと思っていて。それが今回、いい意味で覆せたらいいなと思ってます。私自身、このドキュメント映画を観ることで、このグループでやってきたことを改めて実感することも多いんじゃないかなと思って。観てくださった方も安心して、これからも応援しようって思ってもらえるような作品になっていたら嬉しいなと思っています。

【 渡邉理佐 】 今回、ドキュメント映画を制作するっていうことが決まった時は本当に嬉しかったです。今までの私たちがファンの方々に出せてない部分、出してこなかった部分、まだまだ知らない部分がたくさんあったと思うので、それがこの映画を通して伝わったら嬉しいなと思います。それに、きっと誤解もたくさんあるのかなと思うので、私たちのことをより知ってもらえる作品になったら嬉しいです。

【 原田葵 】 ドキュメンタリー映画をやらせていただくのはすごく嬉しいし、ありがたいことなんですけど、やっぱり4年間、いろんなことがありました。人それぞれ考え方は違うと思うので、同じものを観ても、きっといろんな感じ方をしてしまうと思うんです。そこに対しての怖さや不安はあるんですけど、この映画を通して、欅坂をより近くに感じていただいたり、ファンの方に応援してきて良かったなって感じてもらえたら嬉しいなと思います。

◆これがターニングポイントだったって絞るのが難しいんですけど、MVや楽曲の強さという意味では、「不協和音」を出したタイミングが大きかったかなって思います(守屋)

ーー まさに結成から現在までのヒストリーが詰まった作品となってました。結成からは4年半が経ってますが、それぞれがターニングポイントだったなって感じる出来事は?

【 守屋 】 どの瞬間も1つ1つ、私たちにとっては大きくて。これがターニングポイントだったって絞るのが難しいんですけど、MVや楽曲の強さという意味では、「不協和音」を出したタイミングが大きかったかなって思います。インパクトが強い曲ですし、世間の認知度的にも、「サイレントマジョリティー」の次くらいに知ってもらってる曲になってるなって思ってて。

ーー デビュー2年目、2017年4月に4枚目のシングルとしてリリースされました。劇中では守屋さんが平手さんと「コミュニケーションを取れなくなってきた」と語ってました。

【 菅井 】 そうですね。その年の夏の『欅共和国2017』の直後から、平手がなかなか思うようにパフォーマンスできないって言うようになって。すごく思い出深いライブではあるんですけど、そこからグループ的にも、どうすればいいのかわからなくなってきた時期でもありました。

【 原田 】 2年目の夏、『欅共和国2017』から初めての全国ツアーのあたりが……それまでもいろいろあったけど、不安定さが表に出てしまって。ただがむしゃらに頑張るだけじゃいけない、グループとしてどうしていくべきかっていうことを、みんなでたくさん話し合いするようになって。そういう意味では2017年がターニングポイントだったかなって思います。

【 菅井 】 そうだね。決して意見の食い違いがあったわけではないんですけど、より一人一人がどうしたらいいのかとか、ちょっとずつ、このままじゃいけないんじゃないかっていう雰囲気が流れ始めたかなと思います。

【 小池 】 その後、同じ年の年末の紅白歌合戦で「不協和音」をパフォーマンスした後で、厳しい声が上がって。メンバー自身もぞれぞれの意識が変わった瞬間かなって思っています。私自身、その瞬間に平手に頼りすぎてきたことに気づいて。あの紅白の舞台は、自分も変わらなきゃいけないし、メンバーも一人一人がどんどん強くならないといけないんだなって、改めて気づかされた場所だったなって思います。

◆これからは本当に平手がいないグループになるので、私たちがどういう風になっていくかが重要になってくるのかなと思います(渡邉)ーー 小林さんはどうですか?

【 小林 】 私は2018年4月の「2nd Year Anniversary Live」です。それまでセンターをやっていた平手がいなかったので、違うメンバーがセンターを担ってやって。メンバーが欠けても、見てくださっているファンの方にいいものをお届けしなくちゃいけないっていう責任感をメンバーがより感じたライブだったんじゃないかなと思います。

【 渡邉 】 いろいろありすぎて、どこがターニングポイントかがすごく難しいんですけど、今年の1月末に平手が脱退っていうことが発表されて。これから平手がいなくなったグループでの活動になるので、今まで以上にもっともっと、考える部分が変わってくるのかなと思います。これまでは、ライブに参加できない時があっても、グループに平手がいるっていう状況だったけど、これからは本当に平手がいないグループになるので、私たちがどういう風になっていくかが重要になってくるのかなと思います。

ーー これからの話は最後に聞くとして、今は悩みや葛藤の部分での印象深い出来事を挙げてもらいましたが、逆に楽しかったなっていう思い出もお伺いできますか。

【 守屋 】 有明での初のワンマンライブは楽しかったですね。みんな、一人一人すごく輝いた顔をして、すごく楽しそうにしてて。本当にいい思い出ですし、メンバーと話している時もよく話題に上がるライブになってます。

ーー 映画ではゆいちゃんずの映像も流れてました。

【 小林 】 最初からユニットとして活動させてもらって。ライブの最初にゆいちゃんずで歌ってから始まるっていう演出をしたこともあったし、いろんな喜怒哀楽を経験させてもらって。こうして振り返ってみて、ゆいちゃんずがあって良かったなって、改めて思います。

【 小池 】 私はさっきも話題に出た、初めての欅共和国が楽しかったです。欅坂として、クールな面だけじゃなくて、お客さんと一緒に楽しむっていうライブを初めてやって。同時に、欅坂らしいメッセージを伝える曲もしっかりやれたので、自分の中でもあの時のライブが一番良かったなって思ってて。だから、今もどのライブにおいても、例えば、「不協和音」だったら、あの時の「不協和音」を超えたいなって思うことが多いです。

【 小林 】 私はライブ後の打ち上げかな。共和国だと外でバーベキューをしたりとか、アニバーサリーライブだと大きいケーキを用意していただいたりとか。そこまでの期間は、ライブに向けてみんな必死で頑張っているので、終わった後の打ち上げは、みんなも好きかなって思います。開放感もあるし、やり切ったっていう達成感もあって。1つの区切りというか、また次に向けて頑張ろうねっていう瞬間が楽しいなと思います。最近は疲れ切っちゃうメンバーが多いので、そういう部分でも、ちょっと歳を感じながら楽しんでます(笑)。

【 菅井 】 私は「エキセントリック」のMV撮影が楽しかったですね。普段はフリを頑張って入れて、必死になってやることが多いんですけど、「エキセントリック」の時は、フリも全部入って、余裕のある状態で挑むことができて。学校で撮ったんですけど、夜にみんなで寝っ転がって星を眺めたりとか、ちょっと寒かったので、スタッフさんが作ってくれたおでんをみんなで食べたりとか。メンバーとのコミュニケーションも楽しかったですし、そういう何気ない時間がすごく思い出深いなと思います。

【 守屋 】 あれは楽しかったね。みんなとのオフショットもすごく多かった覚えがあって。カット割りも決まってたから、自由時間も結構、あった。みんなでお蕎麦を食べたりもしたよね。

【 菅井 】 食べたね~。

◆2nd Anniversaryライブが終わった後の打ち上げが印象深くて。その時、メンバー21人全員に会えたんですよね。それがすごく嬉しくて(原田)

ーー 食べもので覚えてるんですね。

【 小林 】 あははは。みんな、食べることは好きですね。

【 守屋 】 学校が舞台だったのもあって、本当に学生気分でした。

【 原田 】 ライブごとにいろんな打ち上げがあるんですけど、私は2nd Anniversaryライブが終わった後の打ち上げが印象深くて。その時、メンバー21人全員に会えたんですよね。それがすごく嬉しくて。1年目の欅共和国も全員ではライブが出来てないので、2nd Anniversaryライブは、一期生の21人が揃った最後だったんですね。そういう意味でも、あの打ち上げはすごくよく覚えてます。

【 渡邉 】 私は一番最初のシングル「サイレントマジョリティー」で音楽番組『ミュージックステーション』さんに出させていただいたことが印象に残ってます。欅坂に入る前からずっと毎週見ていた歌番組でしたし、生放送っていうこともあったので、みんなすごい緊張してて。あんまりその時の記憶はないんですけど、みんな1つになってパフォーマンスするっていう初々しい雰囲気だけは覚えていて。ドキドキしながらすごく一生懸命にやってたのが印象的です。

◆グループとしては、ちゃんと自分と向き合わせてくれた場所だなって思います(小池)

ーー 少し抽象的な質問になりますが、欅坂46とはご自身にとって、どんな存在になってますか。

【 渡邉 】 家族でも友達でもなくて、本当に欅坂46に入らなかったら出会わなかった子たちだったと思ってて。巡り会えたことにすごく嬉しい気持ちでいっぱいですし、すごく大切な存在でもありますね。これからも、いろんなことがあると思うんですけど、一緒に乗り越えていきたい存在だなと思います。

【 小池 】 欅坂46というグループが、自分とは全然違う、全く反対の印象だったので、最初はその印象の違いにすごく悩みました。自分の中で、どうしたら私は欅坂46になれるんだろうっていう悩みが大きかったんですけど、自分の思う自分よりも、拒んできた自分が欅坂の自分なんだろうなって思うようになって。グループとしては、ちゃんと自分と向き合わせてくれた場所だなって思いますし、メンバーとしては、初めて自分のことをなんでも打ち明けられたり、寄り添ってくれる大切な仲間に出会えた。私にとっては、家族のような存在になってます。

【 原田 】 たくさんのものに出会わせてもらったなって思います。それこそ、人も経験も。メンバーやファンのみなさん、スタッフさんには欅坂に入ってなかったら出会えなかったし。欅坂に入っていなかったら紅白に出ることもなければ、こうして取材を受けることも一生なかったなと思う。たくさんのものに出会わせてくれた存在だったなって思いますね。

【 守屋 】 私にとっては夢ですね。たくさんの夢を見させてくれたし、そして、叶えてくれる場所でもあります。

【 菅井 】 ……ちょっと恥ずかしいんですけど、生きる意味ですね(照笑)。

【 守屋 】 すごいね! すごいよ~。

【 菅井 】 欅に入るまで、「なんで生きてるんだろう」って思うことが多くて。生きる意味を見つけるためにオーディションを受けたんですけど、このお仕事って、自分のしたことに対してすぐに反応が返ってきたり、感想がいただけたりして。誰かの力になれてるって実感することができたし、欅に入ったことで生きる意味を見つけられたなって感じてます。

【 小林 】 私にとっては、いろんな自分を発見できる場所です。それまでは自分はこういう人だって決めつけて生活していたので、欅坂に入って、こういう自分もいたんだなって思ったりして。自分に対してのいろんなことを発見できたし、その発見が楽しいですね。

ーー 「お前ら~、ブチ上がっていくぞー!!!」なんて、ライブで煽るような自分だとは思わなかった?

【 小林 】 いや、そっちだと思ってました。

【 原田 】 あははははは。

【 小林 】 ずっと自分は暗い人だと思ってたんですよ。でも、面白いことを言ったり、ネタのようなものをやったりするのも意外と好きなんだなっていうのが発見でした。

◆欅坂はここまでじゃない。これからもっともっと欅坂として素晴らしい時間を見せたいなっていう気持ちが大きいです(小林)

ーー 先ほど、渡邉さんが「これからどうするかが重要だ」とおしゃってましたが、平手さんや鈴本さん、織田さんが抜けたこのタイミングで公開されることはどう感じてますか。今後について聞かせてください。

【 菅井 】 本当に今こそがターニングポイントだと思っています。節目と言いますか、このタイミングでドキュメンタリー映画が公開されることで、私たち自身も、いろんな整理ができるんじゃないかなと思ってて。ファンの方にいろいろと心配をおかけしてしまった分、これからを信じてほしいというか。今までのことを大事にしながらも、欅坂の新たな可能性をこれから見つけて行けたらいいなって思うので、すごく前向きに楽しみにしてもらえたら嬉しいなと思います。

【 守屋 】 このタイミングで公開されることによって、今でのことを語られて、きれいに第1章が終われるなって思うんですね。この映画をきっかけに、新しい第2章に入って、新生欅坂46を楽しみにしてほしいし、応援したいなと思ってもらえたらいいなと思います。すごく貴重なタイミングに、こんなに素敵な映画を作っていただけてありがたいなという思いでいっぱいですね。

【 小林 】 今まで応援してくださっていたファンの方は、これからの活動に不安な気持ちをもってらっしゃるかなと思うんですね。でも、欅坂はここまでじゃない。これからもっともっと欅坂として素晴らしい時間を見せたいなっていう気持ちが大きいです。

【 渡邉 】 今までの欅坂のイメージも継承しつつ、そうじゃない一面とか、もっともっといろんな面を出していけるきっかけにもなると思ってて。メンバー一人一人がやりたいこととか、アイデアを出し合いながら、新しい欅坂を作って行けたらいいなと思います。

【 原田 】 今まで積み重ねてきた良さは残しながらも、まだまだファンの人は知らない良さがたくさんあるので、みなさんが期待してくださってる以上のものを届けられるように頑張りたいです。

【 小池 】 今までいろんな楽曲でメッセージを伝えてきたので、その部分はこれからも残していきたいなって思うんですけど、2期生のメンバーも入ってきて。2期生の子たちもまだまだ、どんどん成長していくと思うので、伸び伸び活動してもらいたいし、変化していくこともあると思うので、恐れずに向き合っていきたいと思います。

ーー 最後に、私たちがまだ知らないメンバーの魅力を教えてもらえますか。

【 菅井 】 この間、天ちゃん(山崎天)と一緒に遊んだんですけど、考え方がすごいしっかりしてて。最年少だけど、これからの欅を引っ張っていってくれるのかなって感じてます。胸の奥には熱い想いを秘めているので、これからどんどんみんなにも見せていってくれたら嬉しいなと思います。
※「山崎天」の「崎」は、たつさきが正式表記

【 小池 】 井上梨名はモノマネが……そんなにレベルは高くないんですけど(笑)、振ったら絶対にやってくれるんですよ。本人はすごく自信満々でやってくれるのが面白くて、可愛いので、もっと出してほしいなって思います。

【 小林 】 二期生同士でしゃべってる時は、ネタをやったり、面白いことをしたりしてるので、ラジオとかでもっとしゃべって、まだ知らない一面を見せてほしいです。

ーー 一期生はそこに入っていかないの?

【 守屋 】 あんまり入っていかないよね。

【 小林 】 一期生はちょっと滑りがちなので(笑)。

【 菅井 】 二期生の方がギャグセンは高いですね。

【 守屋 】 クオリティーも高いよね。関西弁のやりとりも私たちにはあまりなかったので、すごい盛り上がってるなって思ったりします。でも、私は、めげずにペーちゃん(渡辺梨加)の面白さを伝えたいです! どうやったら伝わるかなって思ってます。

【 菅井 】 ふふふ、伝え方が難しいよね。

【 原田 】 私は最近、ペーちゃんに海外のことを聞くことが多くて。写真を撮るのもめっちゃ綺麗なんですよ。みんなでMV撮影行った時に、海だったりするとみんなも写真撮るんですけど、ペーちゃんの写真はめちゃめちゃ綺麗でうまいんですね。メンバー内では有名なんですけど、ファンの方はまだ知られてないので知ってもらえたらなって思います

【 渡邉 】 私は一期生の守屋茜を推したいです! 「欅って、書けない?」とかのテレビ番組では強めのキャラでお姉さんっていうイメージがあると思うんですけど、ちょっと抜けてるところというか、可愛い、ドジな部分もあったりするんですよ。例えば、何もないところでつまずいたりするんですね。

【 守屋 】 あははははは。

【 渡邉 】 普段、完璧なイメージがあるからこそ、ふとしたところで可愛さが出てたりするので、ドジな部分がファンの方にもっともっと見えたら、いいギャップになるんじゃないかなと思ってます。伝わってほしいなと思います。

【 守屋 】 いいよ、私は!

一同 あはははははは。

欅坂46 初めてのドキュメンタリー映画は、彼女たちの何を語るのか? 6人のメンバーに訊く。は、WHAT's IN? tokyoへ。

最終更新:3/30(月) 12:01
エムオンプレス

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