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【高校受験2023】秋田県、公立高校入試新制度を策定…特色選抜の設置など

3/30(月) 16:15配信

リセマム

 秋田県は2020年3月26日、「新しい公立高等学校入学者選抜制度について」を策定。現行制度からの変更点は、全受検者に共通の学力検査を課すこと、現行の前期選抜の趣旨を継承する特色選抜と一般選抜を3月上旬の同一日に実施することなど。新制度は、2023年度入学者選抜からの実施を目指す。

美の国あきたネット

 「新しい公立高等学校入学者選抜制度」は、秋田県教育委員会から秋田県公立高等学校入学者選抜に係る検討委員会への諮問に対して1月16日になされた答申に基づき素案を作成し、素案に対する県民からの意見(パブリックコメント)を踏まえ策定された。

 現行制度は、前期選抜では国語・数学・英語の3教科、一般選抜ではこれに理科・社会を加えた5教科の学力検査が課されている。前期選抜を受検する生徒は、社会・理科の学習が疎かになる傾向が見られるなど、高校入学後の学習に影響を及ぼす場合があるといった課題があった。

 このような課題を踏まえ、新しい制度ではすべての受検者に共通する学力検査を課す。あわせて、調査書の「各教科の学習の記録」について、現行制度では中学3年次の評定をもとに算出される調整評定値が用いられているが、義務教育段階での学びの成果を適切に見取るために、中学3年間の学びを評価する取扱いとする。

 さらに、各高校が示す「出願の条件」に基づき受検者本人が出願する現行の前期選抜の趣旨を踏まえたうえで、各高校における求める生徒像をこれまで以上に具体的に示すことにより、高校生活の中で自己の能力を伸長しようとする生徒が幅広く志願できる「特色選抜」を設ける。

 また、現行制度では前期選抜、一般選抜、2次募集と最大3回の受検機会による評価尺度の多元化や、選抜方法の多様化が図られている一方で、中学校、高校双方で、1月下旬の前期選抜から3月下旬の2次募集まで入学者選抜業務が切れ目なく続くことから、教育活動に影響を及ぼしている。また、前期選抜後の中学校での指導については、前期選抜の合格者の学習意欲の維持が難しいことや、前期選抜の合格者と不合格者、一般選抜受検者が同じ教室で学習することによる指導の難しさなどが課題としてあげられている。

 これらの課題の解決に向けて、現行の前期選抜の趣旨を継承する特色選抜と一般選抜を3月上旬の同一日に新たな募集区分「1次募集」として実施する。現行の2次募集については、1次募集の合格発表後の出願としなければならないことから、日程の前倒しは困難であると考え、これまでと同様の日程において実施する。

 新しい公立高等学校入学者選抜制度の実施にあたっては、生徒が入学者選抜制度の変更を念頭に置きながら中学校で学び、入学者選抜を受検することが可能となるよう、2023年度入学者選抜(2020年度中学校1年生が受検することとなる選抜)から実施する。

 今後、2020年度に各中学校および義務教育学校の教員を対象とする説明会の開催、2021年度に新しい公立高等学校入学者選抜制度の実施要項の公表を予定している。

リセマム 桑田あや

最終更新:3/30(月) 16:15
リセマム

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