近年、学校ではSDGsに関する学習が広がってきています。なかでも、「エシカル消費」はSDGsの達成に向けた身近で手軽な活動であり、子どもが興味・関心を持ちやすいテーマ。今回は、一般社団法人エシカル協会代表理事・末吉里花さんに、エシカルな考え方の重要性や子どもへの伝え方、家庭でできる実践方法などを聞きました。
(すえよし・りか)
慶應義塾大学総合政策学部卒業。日本ユネスコ国内委員会広報大使。TBS系「日立 世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとして、世界各地を旅した経験を持つ。日本全国の自治体や企業、教育機関で、エシカル消費の普及を目指し、講演を行っている。著書に、「じゅんびはいいかい?~名もなきこざるとエシカルな冒険~」「はじめてのエシカル」(以上、山川出版社)などがある。
――現在、学校でも企業でもSDGsが注目されています。SDGsの達成にもつながる、「エシカル」な考え方について教えてください。
エシカルとは、英語で「倫理的な」という意味で、法律の縛りがなくとも多くの人が正しいと思うこと、または、本来人間が持つ良心から発生した社会的規範を指します。そこから派生して、現在では「人や社会、地域、地球環境に配慮した考え方や行動」という意味でも使われています。
中でも、協会が普及に取り組んでいるのが「エシカル消費」です。私たちは日々、食料や衣服など何かしら消費して生きています。その消費の裏側では、環境破壊や貧困、人権侵害、児童労働など、さまざまな問題が発生しています。
こうした問題の解決に貢献するため、日々の買い物の中で、生産者の生活や自然環境などに配慮した製品を選ぶことが、エシカル消費です。
――なぜ、協会では「エシカル消費」に着目したのでしょうか?
さまざまな問題が発生している現代社会では、多くの人が「世の中のために何かしたい」という思いを持っています。しかし、いざ社会貢献をしようと思っても、何をすればいいのか分からず、なかなか一歩踏み出せずにいる人も少なくありません。
そんな人でも始めやすいのが、エシカル消費なのです。日々の買い物を見直し、エシカルな製品選びを少し意識してみる。個人単位では些細なことかもしれませんが、学校や企業、地域が一丸となって取り組めば、大きな社会貢献になります。
最終更新:3/30(月) 15:20
朝日新聞EduA

































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