玉田若菜さん(仮名・33歳)は、3年前に長男を出産した後は職場復帰をしたのですが、昨年、長女が生まれて、育児との両立が大変になり、退職しました。
共働きだったこれまでは、特に意識をしなくても毎月10万円程度は貯蓄ができていましたが、今は、全く貯蓄ができなくなってしまいました。
それどころから、赤字を補填するために貯蓄を取り崩さなければならないこともあります。
どのように家計を見直せば良いのでしょうかというご相談に来られました。
夫(32歳・会社員)の手取り年収は360万円で、現在の貯蓄額は720万円。
3歳と0歳の子供がいます。
若菜さんの以前の手取り年収は240万円だったそうですので、家計の収入は大きく減りました。
以前は、意識をしなくても毎月10万円程度は貯蓄ができたということですので、当時の貯蓄率は20%ということになります。
今後のライフプランについて伺うと、
・ 子供は2人とも大学まで進学させたい。できれば理系に行かせられるくらいの教育費(約1500万円)を作りたい。
・ 家は、5年後くらいに買いたい。希望は3000万円程度。頭金を2割(600万円)くらい貯めたい。
・ 若菜さんは少し落ち着いたら仕事に復帰したいけれど、パートを希望している。
ということです。
これらを考慮して、今後、実行していかなければならない必要貯蓄率は、約23%になります(計算に将来の若菜さんのパート収入は入れていませんので、加算するともう少し貯蓄率は下がるでしょう)。
しかしながら、手取り360万円の23%は82万8000円ですので、毎月6万9000円の貯蓄が必要となります。
さて、どのように考えれば良いのでしょうか。
気をつけたいポイントをあげていきます。
■1. 生活費を赤字にしない
まず、守っていただきたいのは、生活費を赤字にしないということです。
今、貯蓄がきでないとしても、生活費は30万円以内に納めて、貯蓄から取り崩さないようにしましょう。
詳しくは後ほど述べます。
■2. 児童手当を全額貯蓄へ
2つめに、児童手当を全額貯蓄に回しましょう。
児童手当は、3歳未満は1万5000円、3歳以上小学校修了前は1万円(第3子以降は1万5000円)、中学生は1万円です。
受給できる中学3年生までの15年間、全部貯めれば、1人目2人目は、約198万円(3月生まれ)~209万円(4月生まれ)になります。(所得制限限度額あり)
若菜さんのご家庭は、当面、年間30万円の貯蓄ができます。
■□支出の内訳を確認しましょう□□
1つめのポイント、赤字にしないためにどうすればよいかを考えていきましょう。
なぜ赤字になるのかといえば、支出が収入を上まわっているためです。
まずは、その原因を見つけることが必要です。
支出の内訳をみてみましょう。
家賃、食費、水道光熱費、通信費、保険料など、毎月の金額がほぼ変わらないものの支出額は、24万5000円です。
夫の小遣い、娯楽交際費、雑費消耗品費などが9万円で合計33万5000円です。
毎月使って良いのは30万円までですので、支出を抑える必要があります。
そのためには、まず、共働きのときと変わらない意識でお金を使っていないか考えてみましょう。
若菜さんは、外食こそ減ったものの、デパ地下でお惣菜を買ったりはしていると言います。
今は、特に予算を設けていない食費も予算立てをする方がいいです。
■固定費の削減も大切
次に、小さな節約はストレスがたまる割に効果は薄いので、固定費を削減することを考えます。
目についたのは、保険料2万3000円と通信費の2万円です。
保険は、
ネット生保などで掛け捨ての保険に切り替える
必要のない特約を外す
死亡保障の保険金額が適正か見直すなど
しましょう。
通信費も格安SIMなどに変えるなどして抑えましょう。
最終更新:3/30(月) 12:03
マネーの達人































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