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「決定が直前で強行的」中国が外国人の入国停止 一時帰国の駐在員ら駆け込みも

3/30(月) 11:05配信

西日本新聞

 【北京・川原田健雄】中国外務省は26日夜、外国人は有効な査証(ビザ)や居留許可証を持っていても28日午前0時(日本時間同1時)から入国できないと発表した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、ウイルスの逆流入を阻止するのが目的。27日には一時帰国していた日本人駐在員や家族が駆け込みで中国に戻る動きも見られた。

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 上海市に駐在する日本人男性(36)は26日深夜、入国停止の速報を見て青ざめた。28日の航空便で東京から妻と子ども2人を呼び寄せる予定だったからだ。急きょ予約便を27日に前倒し。航空券代は当初の計約15万円から約70万円へ4倍超に膨らんだが「値段を精査する余裕などなかった」。便の変更後も家族が本当に入国できるか不安で眠れなかったという。「決定が直前で強行的。こういうことがある国だと分かっていても動揺する」とこぼした。

 中国政府は今回の措置について「感染症に対応するため取らざるを得ない臨時の措置」と説明。外交官らは対象外で、貿易や人道支援などで必要な場合はビザを申請できるとしているが、審査基準は不明。入国停止の期限も示していない。

 福岡市に一時帰国していた上海駐在の男性会社員(38)は22日夕、ビザ更新のため中国に戻り、上海市政府が義務付けていた14日間の自宅隔離措置を受けた。ところが同市は23日、隔離措置の対象から日本を除外。「数時間早く着いただけで隔離を強いられた」と嘆いたが、今回の入国停止措置を聞き「入国できただけ良かった」と思い直した。26日には日本からの入国者は再び隔離が義務付られた。男性は「中国側の対応がまたいつ変わるか分からない。怖くてどこにも行けない」と話した。

最終更新:3/30(月) 11:05
西日本新聞

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