ここから本文です

自動車保険の構造を知っていますか?(その2)

3/30(月) 20:13配信

ファイナンシャルフィールド

その1では、自動車保険のベースとなる自賠責保険の機能と補償の内容について説明しました。その2では自賠責保険と任意の自動車保険の関係、自動車保険の補償内容について述べてみたいと思います。

自賠責保険と任意の自動車保険の関係

自動車保険には、自賠責保険と任意の自動車保険があります。

自賠責保険は自動車事故の被害者への最低限の補償を行い、強制保険として自動車保険全体の基礎を構成します。それに対し任意の自動車保険では、自賠責保険では足りない補償を供給することで、被保険者のさまざまなニーズに応えています。

任意の自動車保険に加入した場合、保険求償の際には、保険会社が任意保険の求償と合わせ自賠責保険の求償も行ってくれるので、被保険者にとってはそれぞれ手続きを行う必要はありません。

ですから、自動車保険というと任意の自動車保険を想像し、自賠責保険に入っていることをほとんど意識していない方も多いのではないでしょうか。

自動車保険の特徴

任意の自動車保険の補償にはどのようなものがあるでしょうか?

まずは、その前に自動車保険の特徴について述べたいと思います。自動車保険はいろいろなタイプのリスクを補償する複合保険です。つまり、別の保険で補償するリスクが一つの保険の中に盛り込まれています。自動車保険の主な補償内容は次の通りです。

1.対人賠償責任保険
2.対物賠償責任保険
3.人身傷害補償保険
4.搭乗者傷害保険
5.自損事故保険
6.無保険車傷害保険
7.車両保険
8.その他特約

これらの補償内容について、一つ一つ説明したいと思います。

対人賠償責任保険

契約している自動車(被保険自動車)の所有・使用・管理に起因して、他人を死傷させ、法律上の賠償責任を負うことによって被保険者が被る損害が補償されます。

自動車保険の最低限の補償を担う自賠責保険の補償内容は、自動車事故の被害者の死亡と傷害に関する補償です。それはすなわち、この対人賠償責任保険にあたります。

自動車保険の補償のうちでも、第三者の身体に与えた損害に対する賠償責任が最も重要であるから、自動車損害賠償保障法(自賠法)により強制化されたということができます。

自賠責保険による補償額では一般的に不足することが多いので、任意保険により補償金額が上積みされます。対人賠償における請求額は多額になることが多いので、任意保険の補償限度額は「無制限」と設定することが一般的です。

1/2ページ

最終更新:3/30(月) 20:13
ファイナンシャルフィールド

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事