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多国籍ファミリー、今度は婿たちが反乱を起こす?!

3/31(火) 17:00配信

ニッポン放送

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第804回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、3月27日に公開された『最高の花婿 アンコール』をご紹介します。

笑いと涙と愛に溢れる、異文化エンターテインメント!

フランスでは5人に1人が観たと言われ、記録的な大ヒットを飛ばした『最高の花婿』。

フランス・ロワール地方を舞台に、敬虔なカトリック教徒で保守的なヴェルヌイユ夫妻の4人娘が、それぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人、コートジボワール人と結婚したことから起こる異文化バトルをユーモアたっぷりに描き、日本でも大絶賛を浴びました。

あれから4年。全世界からの熱い“アンコール”に応えて、続編が完成。あの多国籍ファミリーが、さらなる大騒動と事件を巻き起こします。

当初は猛反対したものの娘たちの結婚を受け入れ、それぞれが幸せな生活を送っているヴェルヌイユ家。

ところが、クロードとマリーの夫妻が婿たちの実家を訪ねる世界旅行から帰って来るやいなや、新たな問題に直面する。移民であるがためにパリでの生活や仕事で悩みを抱えている婿たちが、何と海外移住の計画を立てていたのだ。

家族がバラバラになってしまうことに心を痛める母マリーは、婿たちを引き留めるための作戦を画策。ある“名案”を思いつくが…。

前作に続いて監督・共同脚本を手がけたのは、フィリップ・ドゥ・ショーヴロン。フランス人でカトリック教徒の彼は、自身もアフリカ系の女性と結婚。そのリアルな体験を、今作でも惜しみなく注ぎ込みました。

さらに、変わりゆく世界情勢も入念にリサーチ。移民に対する差別や偏見、難民の受け入れといったデリケートな異文化問題を、清々しいまでに強烈なジョークへと変換し、見事なエンターテインメント作品に仕上げました。

肌の色も違えば、衣食住の習慣も異なる。信じる神さえも相入れない者たちが、平和に共存して行くにはどうすればいいのか。この映画は、人生がもっと豊かになるヒントを投げかけてくれています。

日本でも、外国人観光客や外国人労働者の数が年々増加しています。グローバル化が進む日本だからこそ、観てほしい1作です。

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最終更新:3/31(火) 17:00
ニッポン放送

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