広島大などの研究グループは、MRI(磁気共鳴画像装置)検査と人工知能(AI)を用いて鬱病を高い精度で判断できる診断法を開発したと発表した。同大大学院医系科学研究科の岡本泰昌教授(精神神経医科学)らが記者会見し、研究結果を明らかにした。
研究チームは、さまざまなタイプの鬱病があるなかで、3~4割を占める中核群「メランコリア特徴を伴う」ケースに絞って、精度の高いバイオマーカーの開発を実施した。鬱病患者と健常者計約130人の脳をMRIで安静時の脳機能を抽出し、AIを活用することによって約85%もの高い精度で鬱病を診断できることに成功した。
現代病ともいわれる鬱病は面接でしか診断できず、抗鬱薬を投与しても効果が表れるまでには時間がかかるという問題が指摘されていた。岡本教授は「鬱病は脳の機能障害。まだ一部の症状だけだが、客観的な診断法を開発したことで、新しい治療法開発につながることを期待している」と話している。
研究成果は、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されている。
最終更新:3/31(火) 18:47
産経新聞



























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