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フェラーリの偉大なるスーパーカー!伝説に残るモデルを一気に試乗比較!

3/31(火) 20:19配信

octane.jp

フェラーリF40といえば、最高速度200mph(約320km/h)を超えた最初の量産車である。『Octane』本国版の200号を記念して、F40とその先行モデル、スピードアップした後継モデルを集め、走りを競わせてみた。

フェラーリの偉大なるスーパーカー!伝説に残るモデルを一気に試乗比較!(写真6点)

世界で初めて200mphの壁を破ることのできる量産車としてF40が登場してから32年。それがたいへんな速度であることは今も変わらない。正確にいえば、フェラーリが発表したF40の最高速度は201mphだった。もうひとつ正確にいえば、ギネスブックには載らなかった。
 
その理由は、実際にF40で200mphを超えられたのはイタリアの『Quattroruote』誌だけで、他の数誌が失敗に終わったからではない。記録を塗りかえるモデルがすぐに現れたからだ。911をベースにしたRUFのCTRが211mph(340km/h)、ポルシェ959Sが214mph(343km/h)を叩き出した。とはいえ、いずれも製造数は29台だから、“量産車”というのは少々無理がある。対してF40は1315台が販売された。
 
最高速度は、性能を表す数値の中で最も重要性が低い。にもかかわらず、時代を問わず人を惹きつけてやまないのは、これが実にシンプルな概念だからだろう。エンスージアストなら、自分が初めて100mphを超えた瞬間(英国に住む私の場合は1982年、A45レイトンバイパス、ジャガーXJ12)や、自分が到達した最高速度(200mph、A9アウトバーン、RUFターボR、2003年)を覚えているはずだ。

“最速”の称号それ自体にも魅力がある。イタリアでは1960年代から激しい最高速度競争が巻き起こった。まずイソ・グリフォが登場(物の本には185mph(298km/h)とあったのに、私は161mph(259km/h)止まりでがっかりしたものだ)。次いでランボルギーニとフェラーリがしのぎを削り、20年にわたって交互に記録を更新していく。ミウラP400の171mph(275km/h)、365 GTB/4デイトナの174mph(280km/h)、カウンタックLP400Sの179mph(288km/h)、同LP500Sの182mph(293km/h)、そして288 GTOの188mph(303km/h)によって、再びフェラーリが覇権を握った。
 
このフェラーリスペシャルも288 GTOから始まる。288 GTOなくしてF40はあり得なかったからだ。フェラーリはF40を最後に、“最速の量産車”の称号を賭けた争いから身を引いた。F50の最高速度はわずかに高い202mph(325km/h)で、エンツォは謎めいた“217mph(349km/h)プラス”、約10年後に登場した950bhpのラ フェラーリの最高速度も同じである。だが、それでいいのだろう。“200”の壁を破れば充分なのだから。
 
それでは、200mphをめぐるフェラーリの冒険を、偉大なるスーパーカーに語らせていこう。

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最終更新:3/31(火) 20:19
octane.jp

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