視覚障がい者の男性が“ある自分の悩み”を解決すべく作ったものが反響を呼んでいます。作った経緯をご本人聞くため訪ねると、当事者の悩みに寄り添った様々な発明品がありました。
兵庫県豊岡市。待ち合わせ場所の駅前の広場には、スーツを着たサングラスの男性が1人、白い杖を持って立っていた。谷口和隆さん(58)。似ていると言われる有名人はもちろん、全国各地をブラブラする、あの人だ。
谷口さんが作った“人気のもの”があると聞いたのですが?
「これのことですかね。」(谷口さん)
そう言って谷口さんがジャケットを開くと、脇の下には、刑事ドラマなどでよく見る拳銃ケースのようなものが。これは一体?
「スマートフォンや財布を入れるための、ホルスター型の“かばん”なんです。」(谷口さん)
脇の下にぴったりくっつく形の薄手の「ホルスター型かばん」。これが今大人気だ。この形になったのには、もちろん理由があった。
30代で全盲になった谷口さんは、外出時には杖が欠かせないため、片手は必ず杖でふさがる。もう片方は手すりを持ったり安全確認のために開けておかねばならない。そのため、リュックやウエストポーチを使っていたが、ずっと困っていることがあった。
「スーツを着るとか、お葬式に行くとか、“フォーマルな服”を着る時に、そういったかばんは使えませんので。ものを入れる、収納するところに困っていたんですね。」(谷口さん)
スマートフォンだけでなく、財布や障がい者手帳なども入れられて、上着の中に隠せるかばんができないか…。悩んでいた時にふと思いついたのが、昔見た刑事ドラマの「ホルスター」だった。
谷口さんは早速、ダンボールで「理想のかばん」の原型を作った。
「かばんの外側にスマートフォンを入れるように考えました。かばんの中に入れると、バイブの振動が分かりにくかったり、音が聞こえにくかったりするんですけど、外ポケットに付けることで振動も音もわかりやすいですし。」(谷口さん)
最終更新:3/31(火) 11:24
MBSニュース



































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