ここから本文です

子どもに自分の「気持ち」を伝えてみましょう![やる気を引き出すコーチング]

3/31(火) 12:22配信

ベネッセ 教育情報サイト

ここ最近、小中学校に伺う機会も増えてきました。「子どもたちのやる気のスイッチを入れてやってください!」というご依頼なのですが、まだ勉強していない言葉もあるでしょうから、大人以上に言い回しには気を使いながら話をします。
ある中学校での講演のあと、校長先生からこう言われました。
「なぜ、石川先生のお話で、子どもたちがイキイキしていくのかがわかりました!」
「と、おっしゃいますと?」
「我々教師は、自分の気持ちを伝えていないと思いました」
「それはいったいどういうことでしょう?」

I(アイ)メッセージの効果

「たとえば、『大きな声で挨拶してもらえて気持ちいいですね』とか『静かに聞いてもらえて嬉しいです』というような言葉を石川先生は折々に使われていましたね。子どもたちも嬉しかったと思いますよ。『この先生は自分たちの学校に来て喜んでくれている』と感じられたら、自然と、『この先生の話を聞いてみよう』というやる気が起きるでしょうね。『皆さんのアイデアはユニークで、はっとさせられますね』とか『ここで手を挙げてくれる人がいて安心しました』とか。そんなふうに言われると、何か、自分の存在を認めてもらえたような、大切にされているような気持ちになりますね。こういう言葉を、我々は使えていなかったと思います。『しっかり聞きなさい』『自分でよく考えて』というような言い方ばかり。ほめるにしても、『よくできたね』『すごいね』と言うぐらいで、良いか悪いかしか言っていない。いやー! 私も、本当に勉強になりましたよー」
校長先生のお言葉に、「とんでもないです。私の方こそ、そのように分析していただいて、たいへん勉強になりました!」という気持ちでした。
言われてみれば、これは、「私」を主語にして伝える「I(アイ)メッセージ」と言われる言い方で、私もコーチになってから、意識的に使うようになりました。「あなたはこうだよね」「あなたはこうすべきだ」と、You(あなた)を主語にして言われるより受け取りやすくなる効果があります。また、自分の存在が、相手の気持ちにこのような影響を与えたのだと思うと、自分の存在価値を感じることができ、前向きな気持ちがわいてきます。単なる評価だけでは、存在価値を感じにくいのです。

1/2ページ

最終更新:3/31(火) 12:22
ベネッセ 教育情報サイト

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事