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紅白戦で実践感覚養う東播磨(兵庫)。活動自粛が明け、部活動できることに感謝して練習中

3/31(火) 16:01配信

高校野球ドットコム

 30日に春季大会中止の決定が出た兵庫県。秋に悔しい結果に終わった学校は巻き返しを図る春にするはずだっただけに、夏に勝負をする状況になった。その状況にある数多くの学校の1つが東播磨。

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 昨夏は5回戦に進出したが、主力の怪我などチーム状況が整わず秋季大会には間に合わなかった。結果、地区予選を突破することができず、県大会を逃している。しかし、チームを指揮する福村順一監督は昨秋を前向きに過ごした。

 「2年生は9人だけで、そのうち3人が旧チームから試合に出場する若いチームでしたので、とにかく実戦を通じてチーム全体的にキャリアを積んでいきました」

 1年生は22名おり、言葉通り若いチーム。だからこそ秋は実戦を通じて選手たちの経験値を積んできた。そして今年のオフシーズンは例年に比べて暖かったこともあり、冬場でも実践練習を敢行。走り込みを減らし、トレーニングや打撃強化に時間を多く割いて力をつけてきた。

 すると主将・宮本一輝を筆頭に、サードを守る楠元達也や1年生からベンチに入る原正宗。さらに、キャッチャーとファーストを兼任する宇郷瑠希ら野手陣が成長。特にその4人は形を崩されることなく、スイングに力強さが出てきた。

 さらに140キロ前後を投げる、角中玄と金吉真南斗の2人を先頭に投手陣の成長も著しい。地区予選で敗戦した悔しさを糧に敗因を分析し、充実のオフシーズンを過ごすことができた東播磨。「地区予選をぶっちぎりで勝とう」を合言葉にやってきた成果を発揮する準備は着々と進んでいた。

 しかし今回のコロナウイルスの影響で大会中止。夏の大会へ持ち越しとなった。福村監督も残念にされていたが、決してマイナスだけではない。選手が、活動自粛中でもしっかりと練習を重ねていたのだ。

 「主将にLINEでトレーニングメニューを3パターンぐらい送りました。時には電話で相談を受けることもしましたし、20分くらいかけて打った長文もモチベーションも維持にも努めました。それを主将から全体に送ってもらいました」

 現在は紅白戦をしているが、選手たちは自粛期間中に送ったトレーニングの成果もあってか自粛前よりもパワーアップしていた。そして想像以上に選手たちが動けていることに驚きを感じた福村監督。だが、それ以上に練習に取り組む姿勢が変わっていた。
 「みんなで練習できることの大事さがわかったようです。ミーティングで当たり前にできることのありがたさを伝えてきましたが、それを実際に体験して理解をしてくれて。なので、短い時間ですが、良い練習ができています」

 現在は2時間の制限の中で練習をする東播磨。今後は練習試合などで数多くのチャンスを選手たちに与えていく起用方針を語った。「夏の大会で力いっぱいできればと思います」と最後に語った福村監督。ピンチをチャンスに変えた東播磨が再び兵庫県内で上位進出なるのか、注目だ。

最終更新:4/1(水) 14:27
高校野球ドットコム

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